Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

フランス語の勉強 なぜ山際前大臣がコロナ対策本部長?


 午前中(10時から11時半)はフランス語小説『なぜ空は青いのか』の読書会。第5章を読んだ。マデレーンが妊娠を夫に告げたのが5月で、9月に出産予定だった。夏の厳しい労働の時期(小麦の刈入れ、干し草の準備)に早産で子供を亡くす。喪失感と安堵感が入り混じる。この時代は子供は「神の子」として生まれてくる。マデレーンはこの時の術後の結果、もう子供が生まれてこないことを知って安堵するのだった。そしてこの章で、ヴェイユ法について書かれていた。1975年に実施されえた、人工妊娠中絶を合法化した。当時の厚生大臣シモーヌ・ヴェイユが起草した法律。それまではフランスの女性たちは妊娠中絶ができなくて、マデレーンのように苦しんだ女性たちが大勢いたことが、ここでさっらと描かれていた。

 今日の参加者は8名。みなさん一語一語を丁寧に読んで来られているので、すごく勉強になった。年齢層もバラバラで、こだわり方もそれぞれ違うのでいい。教え合い、学び合えるのがいい。

 午後3時半から5時までは京都キャンパスプラザで、京都外大の「フランス語講座」にでた。4人一組で、先週聞き取りをした会話文を暗唱して、発表。3回繰り返してやっているうちに、自然に暗唱できた。新しい会話文の聞き取りをした。あとで完成文を配布していただき、自分で聞き取れなかった部分を確認。フランス語は聞き取りが一番難しい。難しいとばかり言ってはいられない。

 山際大志郎前経済再生大臣が更迭されて4日後に新型コロナウィルス対策本部長に任命された。「記憶にない」「記録がない」と言い続けたような人に大役がつとまるのか。岸田首相がコロナ対策をいい加減に考えている証拠だ。なぜ山際前大臣が政府の要職につくのだろうか。背後に麻生太郎氏などがいるとささやかれる。いずれにしても、岸田首相は、国民の声を「聞く耳」をもたない。自民党内の権力者の声を「聞く耳」を持ち、自らが歩む道を見失っているのではないか。コロナ対策で出てきた、5回目のワクチン接種は、これまで6ヶ月経過後にワクチン接種することを強調していたが、いまでは3ヶ月経過後はいつでもよくなった。それだけワクチンの効果がなくなっていること、大量に残っているワクチンを消化したいからなのか、国民を愚弄しているのではないか、人はさまざまに疑う。それはいまの岸田首相の国民に向き合う態度に現れているからだ。