Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

フランス語の日 ノーベル平和賞 女子バレー日本代表 オリーブの木

 今日は寒かった。モンベルの薄手のダウンを取り出して着た。雨も降り出したので、洗濯物はお風呂場に干して、乾燥させた。ベランダにおいているお花や木々に水やりをしなくても済んだ。レモンの葉っぱをみると、今日は一つも幼虫も卵もなかった。こまめにチェックしてきたからかもしれないが、こんなに寒いと虫たちも驚いているのかもしれない。朝10時から11時30分まで、『なぜ空はあおいのか』を読んだ。

 フランスの栗の産地が作品の舞台になっているので、栗の話になった。世界中に栗があるが、大きく分けて4種類だという。日本ぐり(和栗)、西洋栗ぐり、中国ぐり、アメリカぐり。フランス語ではchâtaigneとmarronがある。いま読んでいる作品に出てくる栗はchâtaigneで、売り物として価値が高い。保存方法がうまくいかなくて腐ってしまった。まだ、森の中に残っている栗を拾いに行くと話が展開していた。マロンは、マロニエの実によく似ていたことから、マロンと呼ばれるようになったそうだ。マロニエのものとはまったく形も大きさも違うが、栗を使ったお菓子、マロングラッセやマロンケーキなど、「マロン」の名前をつけたケーキが有名になったことから、栗=マロンとなったようだ。言葉が作られる過程を知ることも楽しい。

 午後3時半から5時まで、京都駅の横にある「キャンパスプラザ京都」(正式名・京都市大学のまち交流センター)で京都外国語大学が提供する生涯教育のフランス語講座後期の授業があった。メンバーはほぼ変わりない。先生はこの夏休みにフランスに出かけた時の話をされた。フランスでは誰一人、マスクをしていないので、ちょっとためらい、コロナ感染を恐れたが、マスクなしで過ごしたと。日本でも、海外からの入国規制を解除したので、そろそろマスクなしの生活を取り戻そうとしているが、どうなることか、いつのことになるのか。いまでも誰もがマスクをしていて、公共乗り物では全員がマスクをしているし、学校でも、デパートでも、スーパーでもマスクの着用を義務づけている。それをはずさせるには、根拠と基準が必要となる。さて、政府はどうするのだろうか。後期の授業も、聞き取りの練習とシャルル・アズナヴールの「Hiver Encore」を歌った。アズナヴールは日本公演に来て、フランスに帰って一月もしないうちに亡くなったという。94歳で、2018年10月のこと。ちょうど4年前。94歳で歌っていたということがすごい。

 今日発表があったノーベル平和賞ベラルーシの人権擁護活動家のアレン・ジャリャツキ(60)と、ロシアの人権団体「メモリアル」、ウクライナの人権団体「市民自由センター(CCL)」が受賞した。受賞の理由をこう述べている。「彼らは、人権の価値、反軍国主義、法の原則を支持する一貫した取り組みを通じて、国家間の平和と友愛という、今日の世界が最も必要としているアルフレッド・ノーベルのビジョンを復活させた」と。いまのロシアのウクライナ侵攻に対する抗議の意味もあるように思う。こうした平和賞は意義があり、納得がいくが、昨日のノーベル文学賞にはここ数年納得できない。

 今日の女子バレー日本代表は、プエルトリコとの対戦。日本は強かった。ストレート勝ち。安心して観れた。ベスト8入りへ王手をかけた。

 オリーブの木が大きく育っている。以前は隅っこに押しやり、さらに枝が伸びないように短く切っていた。今では、なにも遮るものがない所で、のびのびと育っている。これ以上背が伸びないように、てっぺんを切っている。オリーブの手前にあるカポックは一度葉っぱが全部霜枯れしてしまったが、根元近くまで、枝を切り込んだら、新しい葉っぱがいっぱいでてきた。株分けもしたのもうまく育っている。すばらしい生命力。