Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

ノーベル文学賞の発表 フランスの女性作家アニー・エルノー、自民党と「統一教会」は?

 日本時間夜の8時にスウェーデン・アカデミーで2022年度のノーベル文学賞の受賞者の発表があった。今年は、フランス人女性作家のアニー・エルノーが受賞した。ほぼ自伝的小説を書いてきた人で、82歳。いつものように8時前にコンピュータの前に座り、スウェーデン・アカデミーの文学部門の責任者がドアーを開けて出てきて、スウェーデン語と英語で発表するのを聞く。スウェーデン語であれ、英語であれ、固有名詞はその人の名前なので、すぐにわかった。ケニアの作家グギ・ワ・ジオンゴさんが受賞した場合のために待ち受けていた。もうこうした時間が10数年続いている。村上春樹ファンも同じ気持ちだと思うが。テレビではハルキストたちが、村上春樹さんの母校や、居酒屋にあつまり、受賞の報告を待ちわびている様子を映し出していた。年中行事になっている。

 私はフランス語でアニー・エルノーの作品を読んでみようと思う。いま読んでいるクリスチャン・シニュールの『なぜ空は青いの』も三世代の年代記のような自伝的作品なので、とても読みやすい。今日の午後は第4章を読んだ。5人目の子供ジュリエットの誕生が描かれていた。この作品の主人公ジュリエットは、貧しい小作農の家に生まれた。上4人の兄姉は出稼ぎに出ていて、家にはいない。父は理不尽な社会に絶えず苛立っている。母は働き者で、父をよくなだめている。ジュリエットは誰にも面倒を見てもらえない。オシメをぐるぐる巻きにされて、長時間放置されることがある。こういう状況のなか、ジュリエットはどんなふうに成長するのだろうか。先を読むのが楽しくなっている。

   臨時国会がはじまった。細田議長や山極大臣と「統一教会」との関係を問われるが、あいまいな態度で逃げつづける。だが、麻生太郎氏はアンケートにも無回答。だが、前々から「統一教会」との関係がありながら、黙りつづける。無視する。やはり安倍晋三氏が「統一教会」と最も深い関係にあり、司令塔をつとめていたのだろうが、岸田首相はそこを調べるつもりは全くない。麻生氏への調査もしない。今日のテレビ番組で、「統一教会」が原因で「家庭が崩壊」した事例を紹介していた。妻が「統一教会」にのめり込み、多額の献金をし、夫婦は離婚。長男は精神的におかしくなり、自宅の庭で自殺をしたという。訴訟になっているというが、こうした例が全国のあちこちで起こっている。政治の責任は大きい。

 ときどき、お弁当箱におかずをつめて食べる。気分転換にいいのと、食事の量がわかるのがいい。卵焼きとウィンナーを焼いただけで、あとは瓶詰めした常備食や野菜をいれただけのお弁当だが。お弁当が大好きで、お弁当箱をいくつも持っている。それらを使うのも楽しい。コロナがなかった頃は、お弁当を持って、高野川や鴨川の河原や、比叡山の上の植物園や公園などで食べたりした。そうしたことができなくなったのはとても残念。