Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

平野神社の桜 ウクライナの民間人を殺害、ロシアの言い分は?

 4日(月)朝のルーティンを済ませてから、京都府知事選挙と区会議員の補欠選挙期日前投票に出かけた。バスに乗り、北区役所まで行った。10日が選挙投票日だが、もしも日曜日に何かがあれば、投票できなくなるので、期日前投票をすることにした。

 北大路新町から205のバスに乗り、衣笠校前で降りて、平野神社に行った。平野神社は桜で有名で、あまり広くない境内には約60種類、400本の桜がある。2018年の台風で本殿が倒壊し、本殿の復興は2021年に完成した。昨年は桜祭りがあったかどうかは知らないが、今年はまだコロナ禍の中だが、桜の園は解禁になっていた。桜の園を紅白の幕で囲い、入場料を一人500円取っていた。本殿再建にずいぶんと出費があっただろうから、この入場料は当然かと思った。以前に平野神社を訪れたときには、桜の木の周りに露天商が並んでいたので、少しがっかりした。今年は露天商はなく、桜の木の下に菜の花が咲いていた。

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 平野神社の裏手と北野神社の裏門とは近いので、北野神社の境内を通り抜けて今出川通りにでた。北野神社は梅が有名で、その時期は過ぎ、梅の木には新しい葉が出初めていた。今日の梅の句は、「美しや紅色なる梅の花 あこが顔にもつけたくぞある」。この句は菅原道真が5歳の時に詠んだと言われる。「あこ」は道真の子供の頃の名前。

 ウクライナのキーウ(キエフ)近郊の町で一般民間の人がロシア軍に多数殺されて、道路に400人以上の遺体が放置されていたとウクライナ側が報道した。ロシア側はウクライナがやった仕業と主張する。民間人を殺害するというのは、「ジェノサイド」だとして、戦争犯罪を告発するために、証拠固めを進めているという。なぜ一般人の住居や命まで狙うのか。ロシアの言い分はまったく認められない。「戦争」という名のもとに「人殺し」が容認されてはならない。

 今朝のニュースで、プーチン大統領の病気(甲状腺癌?)が取り沙汰されていた。朝日放送の「羽鳥慎一のモーニング・ショー」では、玉川徹氏はこの戦争をプーチン氏の病気のせいにしてはいけない。甲状腺癌の患者の人がどう思うだろうかと述べ、戦争と病気を結びつけてはいけないと私見を述べた。ロシア側の戦争の口実や、病気と戦っている患者とを安易に結びつけることは問題だと私も思った。だが、ネット上では炎上しているという。メディアはプーチンが今ウクライナでやっていること、国連の決議を無視する態度、核戦争をも匂わす強権政治など、他国民を大量虐殺していること等をどう止めることができるのかを真剣に考えるべきで、プーチン氏の「病気」や「スキャンダル」を持ち出して、議論しても意味がない。

 橋下徹氏が出演している番組は見ないことにしているが、ネット上で彼が何を語ったかか、何をツイートしたかを知ることができる。それらをも読みたくないが、否応なく目に飛び込んでくる。プーチン氏が病気であることを知って、橋下氏は「病気で早く亡くなってほしい」とテレビで述べたという。いくらすぐに訂正したとしても、彼の発想の根底には本音としてある。無責任で、研究者の意見を馬鹿にして、彼自身の無知を晒している。こうした態度を容認するメディアの責任は大きい。いい加減な発言を目にするだけでも嫌だ。