Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

バラのお手入れとお習字、ウクライナを考える

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お昼から「おとなの小学校」の「バラの手入れ」に出かけた。壁一面に這わせているバラは、若葉をいっぱい出して見事な緑色に変わっていた。4月の終わりから5月にかけて花を咲かせるまで、葉っぱがうどんこ病などの病気にかからないように、薬剤を散布した。そして、元気に育つようにと肥料も土の中に入れた。周りの花壇の雑草取りをし、落ち葉も拾った。クリスマス・ローズが一面に咲き誇っている。園芸用のオキザリスも咲いていた。「学校」の4階のベランダには海棠桜が咲いていた。濃いピンク色がかわいい。

 

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いつものように、バラのお手入れを終えたあと、お習字のお稽古に出かけた。バスと地下鉄に乗り、烏丸御池まで。そこから徒歩5分ほどのところにある女性センター「ウィングス京都」まで。千字文の「俊乂密勿 多士寔寧」(シュンガイミツブツ タシショクネイ)の前半部を書いた。意味は「太公、伊尹、周公などの賢者を天子が用い、天下はよく治まった。」「賢者(俊乂:才智抜群の人の意)は親任されて務めに励み(密勿)、人材を多く用いれば(多士)俊士が集まって国は安寧である」ともある。

 ウクライナのキーウ(キエフ)近郊の都市でウクライナ市民300人以上の多くがロシア軍により殺害されたという報道が、数日前からあった。遺体は路上に放置されたり、切り傷をつけられたあと射殺されたり、後ろでに縛られて射殺されたりと、残忍極まりないことが起こった模様。ウクライナ政府は、これは「ジェノサイド」だとして抗議し、国際司法裁判所にも訴えている。日々報道される現場の状況を誰がみても、非人間的で、異常な光景だと思う。なぜロシアはそこまでやらなければならないのか。どんな言い訳や根拠があるのか。ロシアはウクライナ側がやったことだと言ってしらばくれている。ロシアを世界から孤立させるしかないが、ロシアを応援する国があり、なかなか難しい。

 林外務大臣が欧州での会合に出かけて、ウクライナから脱出した人たちを連れて帰国した。わずか20人だけのウクライナ人を日本に連れてきた。15名が女性、5名が男性。子供も含む。300人以上を収容できる大型飛行機なのに、わずか20人を連れて帰国した。これらの人たちを「避難民」扱いにし、日本政府のこれまでの「難民」とは完全に切り離している。これを機会に日本の「難民」問題も考え直せばいいのに、それはせず、歴然とした「差別的」態度が見え見えだ。