Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

ウクライナ東南部4州のロシア併合とプーチン大統領の演説 オンラインでフランス語を読む

「報道1930」では、ロシアの問題を取り上げていた。ゲストに高橋杉雄(防衛研究所研究室長)と、駒木明義(朝日新聞 論説委員)。コメンテーターは(パトリック・ハーラン)。先にロシア側が行った住民投票はフェイクだと、ルハンシク州知事は「報道1930」の取材を受けて、はっきりと言った。住民がロシア軍に組み込まれ、ロシア兵として、ウクライナ軍と戦い、命を失うことになるという。ロシア軍動員兵士として組み込まれる。なんと悲しい出来事だろうか。ロシア国内でも若い人たちは兵士に動員されることを拒否する行動として、国外に脱出し始めている。それでもプーチン大統領の政策を支持する人が77%もいる。だが、ゲストの高橋氏も駒木氏もこの数字はあまり気にする必要がないと指摘し、そもそもこうした信憑性のない数字を出すことで、なにを操作しようとしているのかに注目すべきだと。

 また、プーチン大統領の心境を、プーチン氏のスピーチライターだった人にインタビューした。彼はこう言った。「プーチン氏が国際裁判にかけられるとなると、プーチン氏は核兵器をしようする可能性がある」と。プーチン氏はたえず部下をどなりつけるとも明らかにした。駒木氏はプーチン氏は「イエスマン」しか信用しないで、周りを固めてきた。高橋氏は核兵器使用に関しては、「プーチン氏は核を使わないだろう」と言った。

 日本時間夜9時に行われたプーチン氏のウクライナ東部4州の統合宣言は、国内外に向けてのロシア側の言い分をプーチン氏はながながと述べた。日本時間夜の9時からクレムリン宮殿でプーチン大統領の宣言、ウクライナ4州の併合を一方的宣言をした。NHKはライブ映像をネット上で配信した。西側諸国がロシアを潰そうとしているとして、NATOを激しく批判した。ウクライナの4州の人たちが、ロシアに復帰したいと言っていると強調した。第二次大戦中にアメリカが日本に原爆を投下したとも指摘し、ヨーロッパやアメリカがやってきた暴力をながながと語り、ロシアの正当性をのべた。偉大なロシアを守るために戦っている、民族、言葉、文化が失われないために戦っているとも述べた。ウクライナの4州は、ロシア併合を喜んでいると言って、宣言を終えた。この演説は主としてNATO連合とアメリカを激しく非難し、ロシアのウクライナ戦争を正当化し、4州のロシア併合を正当化するだけのものだった。とても退屈な演説だった。時代錯誤だとも思った。

 午前中はフランス語の小説をオンラインで読んだ。参加者は8名。今日はうまく全員が一斉につながった。今日の担当者は5名で、私のそのうちの一人となった。フランスの田舎の生活、小作制度が目に浮かぶように描かれていた。また、中世までには農村部にまで、たくさんの城が誕生し、貴族支配社会だったことを語っていた。フランス革命が起こり、その後には階級分化が進み、小作農の生活の厳しさが描かれていた。

 今日の夕日も、三日月が浮かぶ夜空も美しかった。