Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

G20大阪で開催と警官襲撃事件

 6月28日、29日の2日間、G20が大阪の国際見本市会場で開催される。37カ国や機関が参加し、各国代表団、報道、政府関係者、大勢の人たちがやってくる。

 そのために大阪、神戸、伊丹などの空港、大阪市内の交通規制が敷かれる。大阪府立、大阪市立の学校は全て前日の27日と当日の28日は休校になる。府立や市立以外の学校はそれに準づるところも多くある。交通規制があることで、通学できない場合が生じるという。24日から駅のゴミ箱、コインロッカーが使えなくなる。京都ではしょっちゅうあるので、もう驚かないが、大阪のような大都会でゴミ箱やコインロッカーの閉鎖は大変な事態を巻き起こすだろう。そして爆弾が仕掛けられていないか、植木の植え込みの中やビルのゴミ置場など、さまさまな場所が全国から集められる大勢の警察官によって調べられるだろう。

 市民生活を犠牲にしてまで、大阪市内でG20をやる意味があるのだろうか。日本の威信を見せつけたいのだろうか。

 16日早朝に千里で警察官が襲撃された。拳銃を奪って逃走中ということで、関西中がパニック状態になった。幸い17日朝に犯人と思しき人が箕面の山中で睡眠中に逮捕され、一件落着した。動機が何かはまだ明らかになっていない。なぜこんな事件が起きるのだろうか。

 夕方から筋トレジム・カーブスに出かける。相変わらず右肩が痛い。肩甲骨を支える筋肉が衰え、腕を支えきれていない。先週久しぶりに水泳をした。クロールを泳ぐとき、右腕が上がらず、困ったが、しばらく痛みを堪えて泳いでいるうちに、腕が回るようになった。筋肉を使って、筋肉を動かさないと、痛みが固まってしまう。水泳をした後の爽快さを忘れず、水泳を再開しようと心に誓った。

6月16日(日) 楊谷寺に紫陽花を観に行く

 楊谷寺で紫陽花祭りが始まった。ちょうど2、3日前に NHKのニュースで紹介された。まだ私が車を運転していた頃は、楊谷寺に紫陽花をみによく出かけた。広さといい、様々な種類の紫陽花を眺めるにはほど良いところだったので、毎年出かけていた。長岡京市から山の方に向かい、細い山道を登っていくと、中腹にある。

 妹と娘と夫と4人で、お素麺とちらし寿司の早昼を食べて、娘の運転で楊谷寺の紫陽花をみに出かけた。普段なら山道を10分ほどで着くのに、2時間以上もかかった。NHKで紹介されたこともあり、大勢の人たちが詰めかけ、細い山道へ入ると引き返せない。すれ違う車も非常に窮屈だった。帰りは山道を下るのにわずか5〜6分だった。

 ここには柳谷観音さまがまつられている。古く平安時代に建立され、十一面千手千眼観音菩薩で、あらゆる人びとを救済する力を持つとされ、とりわけ千の手のひとつひとつに眼もを持つとされた。眼病平癒の祈願所として重要な役割を果たしてきた。そしてこの楊谷寺は西山三山(楊谷寺、吉峰寺、光明寺)の一つとして、人びとには慣れ親しまれるお寺だ。だが、ひっそりした小さなお寺には知る人しか訪れないが、今回は大勢の人たちが詰めかけていた。テレビの力の大きさを感じた。

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 今朝は友人と大原の朝市に出かけた。いつもの花屋さんには、春の花々が綺麗にセットされていた。ヒペリカム、マトリカリア、ホタルブクロ、ミント、エリンジウムなどが小さなお花のブーケとなっていた。シモツケソウも可愛いので思わず購入。花は京鹿の子にも似ているが、葉っぱがまるで違う。新鮮なニンニクやトマト、三度豆などを購入した。ケーキやお菓子類を食べなくなったので、新鮮な野菜が、フルーツのように美味しく感じるようになった。

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老後2000万円の蓄えが?

 金融庁の審議会がまとめた「老後は一人2000万円必要だ」という報告書を巡って議論を呼んでいる。麻生金融担当大臣は、自身の年金を受給しているかどうかも知らない。全く年金などに頼ることない生活を送っているのだが、このような大臣が金融庁から出てきた報告書を受け取らなかった。参議院選挙への影響を考慮してのことであり、金融庁の責任に転嫁した。今日のニュースで、金融庁の三井秀範企画市場局長が衆議院財務金融委員会に出席して謝罪した。

 「世間に著しい誤解や不安を与えた。配慮を欠いた対応でこのような事態を招いたことを反省し、深くおわび申し上げます」と述べた。

 麻生大臣は責任を金融庁になすりつけた。

 しかし、100年安心の年金制度と豪語してきた与党自民党は、現実は年金制度は破綻し、年金が他に流出して資金が底をつきそうになっている。毎年年金は減額されているし、将来若い人たちが年金を受け取れるかどうか不安な状況にある。そうした現状を踏まえて、将来老後には一人2000万円の貯蓄が必要だという数字が出てきたのは間違いない。今の時期に発表するのは、参議院選挙を目前にしてまずいというに過ぎない。見え見えだ。

 金融庁が謝罪するのではなく、将来の不安材料を払拭するような政策提言が必要なのだ。しかも老後を安心して暮らせる社会制度の充実に向けての努力が問われなければならない。

 年金など不要な麻生氏が金融担当大臣を務める資格などない。そう思うのは私一人ではない。

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雨を待っていた紫陽花が一気に咲き始めた。バラも次々と咲いている。

6月8日 兵庫県立美術館に行く

6月8日(土)、高校時代からの友人と兵庫県立美術館に「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション」の展覧会を観に行った。吉野石膏という大手の石膏ボードを扱う住宅建材メーカが所有するフランスの印象派の作家たちの作品の展覧会だった。1970年代から美術品を収集してきたという。

 19〜20世紀のフランス近代絵画を中心にした作品展だった。マネ、モネ、ルノワールピサーロシスレーらの印象派を始め、シャガールなどのエコール・ド・パリの作家を含めた約70点の作品が並べられていた。

 パリを訪れた時には、必ずオルセー美術館ルーブル美術館オランジュ美術館に行くので、これらの作家たちの作品は馴染みがあったが、日本で観られるのは嬉しかった。

 私自身はこの兵庫県立美術館に来るのは初めてだった。JR灘駅から海の方に向かって10分ほど歩いて行くとあった。学生時代に通っていたところにも近かったので、よく知っているところではあったが、阪神淡路地震後に開発されたこともあり、全く別世界だった。

 兵庫県立美術館は2002年に開館した。安藤忠雄の設計により、建物の前には海が広がり、なぎさ公園と一体化されていた。隣の別館は安藤忠雄のオフィスがあり、建物の屋外には「緑のリンゴ」があった。これは安藤忠雄が「青春のシンボル」としてデザインしたオブジェで、ここに寄贈したものだという。

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この青いリンゴについてこう説明していた。

  「安藤さんは、近代米国の詩人サミュエル・ウルマンが70代で作った「青春の詩」からオブジェを着想。詩は「青春とは人生のある期間ではない。心のありようなのだ」「希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる」などとつづられ、安藤さんは「目指すは甘く実った赤リンゴではない。未熟で酸っぱくとも明日への希望へ満ち溢れた青りんごの精神」との言葉を寄せている。」

 私もまだまだ「青いリンゴ」のようにありたいと思った。

 友人と二人で、美術館のレストランでのんびりとランチを食べ、家族のことや自分のことやら、とりとめもない話をして過ごした。

メダカの学校は川の中。

 毎日があっという間に過ぎていく。この一週間何をしたのかも思い出せないほど、連続して時間が流れていく。上賀茂神社のならの小川にメダカを取りに行ったり、メダカのために小川から水を汲んで持って帰ったりした。シニアの大人が楽しそうに小川で何をしているのか、聞く人もいる。生まれたばかりの小さなメダカが健気にちょっと大きなメダカに混じって泳いでいる姿はとても可愛い。2〜3日もすれば大きく成長しているのに、驚く。子供が小さな頃、鴨川に入ってメダカをとって、家で育てていたことがある。メダカは元気なので、育てやすいし、元気に泳いでいるを姿を見ているだけでも楽しい。

 賀茂川の水を汲んできて、メダカの鉢に入れると、2、3日するとメダカが死んでしまった。どう考えても水が合わなかったのかもしれない。再度上賀茂神社のならの小川でメダカ取りに挑戦し、同じところから水も汲んで、ペットボトルに入れて、持って帰った。今は元気に育っている。

 5月の連休の時に雨漏りがしたが、その原因がまだわからない。屋上の工事をした会社から派遣された人が何度もきて、水道水を2時間ほどまいて調べているが、わからない。そのためにこの1ヶ月も押入れの中のものが部屋中にあふれていて、落ち着かない毎日となっている。もうすぐ梅雨に入るので、早く何とかして欲しい。

 ようやくベランダのアジサイの花が咲き始めた。大原の朝市で購入したアジサイも加わり、いよいよ梅雨の季節に入る。

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5月30日、映画「主戦場」を観に行く

 ドキュメンタリー映画「主戦場」を京都シネマに観に行く。これは日系アメリカ人のミキ・デザキ監督の作品。「慰安婦」をめぐって、さまざまな立場の人が論争を繰り広げる異色のドキュメンタリー映画。とてもいい映画だった。

 「従軍慰安婦」に関してさまざまな見解を持つ人たちが登場した。水田水脈、櫻井よしこケント・ギルバード藤岡信勝藤木俊一、加藤英明など日本会議派の右派の論客から、正当な論客まで、30人以上のさまざまな立場の人たちを監督がインタビューしている。「女たちの戦争と平和資料館」の事務局長をつとめる渡辺美奈や、歴史学者の吉見義明などは、一貫して戦時中日本軍により韓国やアジアの女性たちが性奴隷として「従軍慰安婦」に強制されたことを史実として証言する。

 2000年12月12日に日本の慰安婦問題についての責任を追及する法廷を模した民間法廷「女性国際戦犯法廷」が行われた。首席検事はパトリシア・ビザー・セラーズ、ウスティニア・ドルゴポルらが担い、証人として韓国、台湾、インドネシア、オーストラリアなどからも大勢が参加した。私自身もその会場にいて、その「法廷」を傍聴していた。証言の途中でPTSD(心的外傷後ストレス障害)により、意識を失って倒れ込んだ人がいた。主催者側はマスコミに対して、写真を撮らないでくださいとお願いしているにも関わらず、カメラを向け、フラッシュをたく人たちがいた。メディアの無理解に憤りを感じた。その後、N H Kはこの「法廷」を取り上げたが、それを改ざんして放送した。のちにこのことが裁判沙汰になったが、そのことを一切報道しなかった。

 この「法廷」は第二次世界大戦中に旧日本軍が組織的に行った強姦、性奴隷制、人身売買、拷問、その他の性暴力などの戦争犯罪」と位置づけ、「昭和天皇の有罪、国家責任」を問うた。

 私の歴史認識はこの時の「法廷」に参加して得られたものであり、歴史の事実として受け止めている。

5月26日、バラを思う一日

 5月26日(日))、久しぶりに大原の朝市に友人に連れて行ってもらった。ホタルブクロ、グミの木、クロタネソウ(ニゲラ)などを購入した。えんどうやほうれん草などの春野菜を買い、早速その晩にはエンドウご飯を作った。

 朝食後、久しぶりに植物園まで散歩をした。気持ちのいいお天気で、大勢の人たちがバラ園で思い思いにカメラを向けていた。バラは豪華で可憐。誇らしげに咲いている。

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 最近、バラ作りに挑戦しているが、なかなか手間がかかる。これまでベランダの片隅に放置していたバラは毎年咲いてはいるが、なんとなく貧弱だった。昨年から気合を入れて、手入れをしている。うどんこ病黒点病などに注意し、薬をかけたり、枯れた葉っぱを取ったり、虫がついていないか葉っぱを注意して眺めている。アメリカに行く前まではしっかりと新しい葉っぱが出て、蕾もいっぱい付けていたが、10日ぶりに帰ってくると、新しい蕾の先が茶色くなって花開く様子はない。よく見ると虫に食われていた。2ミリほどの小さな虫だ。おそらく、水を切らした時期があったのかもしれないが、家人にそれは望めなかった。つるバラの葉っぱを落とし、蕾をむしったので、少々無残な姿になった。わが家のバラ。

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 娘から電話があり、琵琶湖畔のバラ園を見にこないかという誘いを受けた。今日が最後の日だという。バスと地下鉄に乗り、山科まで行き、そこでピックアップしてもらい、湖西浄化センターバラ園に行った。辺り一面にバラを育て、綺麗に咲かせていた。

手入れが行き届いていることはよくわかった。

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こんなに素敵にバラを咲かせることができればいいなあと思った一日だった。

 ケープタウンの友人からバラの写真が送られてきた。彼女の家のガーデンにはつるバラが塀高く一面に咲いている。休暇になると、彼女は一日中そのガーデンに座り込み、草を引いたり、花の手入れに余念がない。今年のバラは紫がかった不思議な色に咲いたという。毎年色が少しづつ変わるのだろうか。

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今日はバラを思う一日だった。