Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

気分転換に断捨離 「精神不安定」 今野奈津子著『ミルクココアの家』

26日(月)時間が過ぎるのは早い。数日前から断捨離を進めている。寝室に置いてあった長年使っていた机を処分して、座り机だけにした。座り机を窓側に移動したので気分がいい。机の中の引き出しを整理した。ここには貴重品がしまっていたので、慎重にチェックをした。病院関係のもの、銀行関係のものを入れていたので、整理して別のところに移動。文具類は現在使っている机の周辺に合流させ、5センチほどの鉛筆や、もう書けなくなったボールペンは処分。文具類は楽しいものがたくさんある。メモ帳や付箋、絵葉書などもまとめた。小学校の時に使っていた定規類やハンコもでてきた。なんでこんなものまでとってあるのかと思うが。。。消しゴムも14個もでてきた。鉛筆もボールペンも数えたくないほど。絵の道具、習字の道具を置く場所を作ったので、いつでお絵かきができるように準備はできた。不要なものがなんでこんなに多いのかと大いに反省。「いつか使えるかも」は、絶対にない。この何10年と使わなかったのだから。

             

 午後からは筋トレジム・カーブスに出かけた。すごく「シンドイ」と思った。「何か、どうにかなりそうだ」と。明らかに精神的に異常なほど不安感に襲われていた。家に帰ると、友人が小説を発行して、寄贈してくださった。長年の友人で、同人誌によく作品を発表していたので、これまでからも作品を読んでいた。送られてきた本を、読み始めると、どの作品の世界に引き止められて、とまらない。「精神不安」はどっかに飛んでいった。だが、夕食時にまた「精神不安」に襲われた。食べるのをやめ、病院の先生に処方された「精神安定剤」を初めてのんだ。少し安定して、再び友人の本を読み続けた。だんだん精神が落ち着いたのか、お腹も好き始めた。寝る前であったが、豆乳とチーズとハムを乗せた薄いオープンサンドを食べた。「病は気から」か?

 友人の本は、『ミルクココアの家』(今野奈津子著 編集工房ノア)。短編集だが、母と娘と父との微妙な関係が面白い。いくつかの作品には、母の強さ、生活力、精神力の強さが描かれている。そこに女の歴史を感じる。娘が自立していくプロセスも面白い。著者を知っているからこそ、さまざまな場面や言葉が思い出されて、いっそう実感をいだく。私より2歳上だが、いまも書き続けるエネルギーとどんどん広がっていく創作世界に脱帽。この友人がいたからこそ、私もがんばれたと今は思う。

テレビから聞こえてくる、国会の討論からは何も心が動かない。むしろ憤りだけが残る。それも「精神不安」にさせる要因かもしれないと思った。