政府は、マイナンバーカードのポイントがもらえるということを「餌」にして、多くの国民にマイナンバーカードの登録をさせてきた。莫大な税金をこんなことに使用して、さらには健康保険証を廃止しようとしている。だが、マイナンバーカードでは、個人が、どの種類の健康保険に加盟しているのか判明しない場合や、保険に入っていない場合なども見分けがつかず、医療現場で混乱が起こり、患者へ負担がかかっているという。岸田首相は、今日の衆院決算行政監視委員会でマイナンバーカードと健康保険証の一体化を強調し、来年の秋に健康保険証を廃止すると主張した。デジタル庁の単なるミスだけではなく、システム自体の脆弱性に問題があることがわかってきたが、そこの解決なしには、次々と問題が出てきて、個人に負担がかかっている。そんな誰でもわかような問題を無視して、ゴリ押しをする岸田首相は何を目論でいるのだろうか。国民のためではないことだけは明らかだ。
メディアが定期的に岸田政権の支持率を調査している。6月12日発表のNHKの調査結果は岸田政権支持率が40%を超えていたが、かなり下落した。社会調査研究センターでは6月5日の結果は31%。この31%でも3ヶ月ぶりに6ポイントの上昇であるという。結果に差があるが、数字上では支持率が下落している。岸田政権への信頼度が落ちてきている。岸田首相は、何を言っているのか、わからないのと、いつも「丁寧な説明」をと言いながら、「丁寧な」なかみの説明がない。「丁寧な」と言えば、「丁寧な」説明ができているという言葉のマジックを使う。ひどい論法だ。
10日(土)は久しぶりに植物園まで散歩にでた。植物園では、紫陽花が咲いているとニュースになっていた。バラもまだまだ美しく咲き続けている。手入れが行き届いていて、あちこちのコーナではお花たちが競いあっていた。広々として、心が開いていくようだ。紫陽花園では誰もがカメラを向けていた。色も形もいい。ジメジメしたこの季節には、気分を換えてくれる。バラも見事だった。ここの植物園のすぐ隣りに1万人収容のアリーナーを作る計画がある。太陽の光を失う植栽はどうなるか想像したくない。京都府は北山の再開発計画の中で植物園のことは考えていないようだ。
12日(月)ラッキョを漬けた。毎年漬けている。まだ一昨年につけたラッキョも食べているが、漬け酢はお料理にも使って、重宝している。ラッキョ漬けは年中行事のようなもの。若い頃はいつも母が漬けたものを貰っていたが、時間的余裕ができて、自分で漬けるようになった。生活の知恵から生まれた日本古来の保存食は、このコロナ禍の中重宝した。それぞれの家の味があり、地域によって食文化が違うのがいいと思えるようになった。