Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2016年1月1日、年の初めに

1月1日0時。下鴨神社に初詣。NHK紅白歌合戦を見終えて、恒例の下鴨神社への初詣。小雨がふっていたが、傘をさすほどでもないので、フード付きのコートを着て行く。それほど寒くもない。無事一年を過ごし終えたお礼を述べ、今年一年も健康でありますようにとお祈りをする。健康でさえあれば、美味しいものも食べられるし、行きたいところにもいける。ただただ、健康であることを願う。

 加茂川にはいつもの鳥がのんびりと水浴びをしていた。あおさぎ、まがも、ゆりかもめ

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午後からは上賀茂神社に参拝。下鴨から上賀茂までバスで移動した。上賀茂神社に参拝する乗用車が狭い参道に四方八方から入ってきて、バスはまったく動かない。私のマンションは上賀茂神社のすぐ近くにあり、バス停でいえば神社からひとつ先にある。二つのバス停を過ぎるのに、1時間近くも動かなかった。こうした交通渋滞を解消するために、御園橋の拡張工事が始まったばかりで、なおさら交通渋滞になる場所でもある。

 今年の運勢を象徴するかのような渋滞、混乱だと思った。

 神社の境内は、下鴨神社とは違って広々としているのと、屋台の店が少ないこともあり、参拝する人たちの数は下鴨神社と比べて少ないように思った。

 新年に着物をきてみようと思って、タンスの中から縮緬の着物を取り出して着てみた。どちらの神社でも、着物をきている人はほとんどいなかった。外国人観光客は、珍しそうに私の着物姿をじっと眺めていた。

 着物を着る人がぐ〜んと減ってきたのは、着物を着るのには時間もかかるし、出し入れも大変だからかもしれない。普段履きなれない草履も歩きにくい。私の母が若かった頃には、普通に着物をきて過ごしていた。体型が変化しようが、着物にはそれに伴う柔軟性があった。着物文化は社会の階級とも関わりがあり、明らかに上等の絹の着物はお金持ちの人たちの楽しみだった。豪華絢爛な模様も楽しんできたのだろう。農民たちは木綿の丈夫な着物とモンペで野良仕事をしてきた。擦り切れたところをパッチワークのように継ぎ接ぎして強化して何度も縫い直しては大事に扱ってきた。そんな木綿の風合いが私は好き。大正時代の女性が活躍した時代の着物はとても粋で洒落ていていい。