Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

安倍政権どうなっているの

 森友学園問題が沈静した感があると思う矢先に、加計学園問題が浮上。またもや読売新聞は、週刊誌まがいの文科省事務次官氏への個人中傷をして、問題の矛先をずらし始めた。前川前事務次官はテレビの前で記者会見を開き、加計学園の開設には安倍首相の「意向」が大きく作用したことを断言した。にもかかわらず、安倍政権は全面否定をする。本当にどうなっているのかを私たちは知りたい。国会でメディアも安倍政権と癒着する読売新聞などとは異なる情報を正しく伝えてほしい。

 これだけ安倍首相の関与への疑問があるのだから、国会証人喚問で問題を明らかにするのが当然ではないか。なぜ政府は前川さん個人を叩いて、この問題から逃げようとするのか。

 「共謀罪」法案も十分な審議なく、今国会で成立させるべく強引なやり方で進めている。自民党は数の論理で何事も思うがままだ。非人道的なクラスター爆弾の製造に日本の企業が世界一で出資し、原発はどんどん再稼働する。北朝鮮のミサイル発射を扇動的に取り上げ、まさに日本は戦争に巻き込まれるかの危機感を煽っている。憲法は変えなくて、自衛隊の役割を憲法に明記するだけで、日本は戦争ができる国になれると、安部首相は豪語する。こんな首相の発言を許していて、いいのだろうか。

 どうしてこんなひどい自民党政府を暴走させるのだろうか。歯どめはどこにもないのだろうか。こんなに国民が馬鹿にされていいのだろうか。毎日が腹立たしい。

 「共謀罪」が成立すれば、誰もが何も言えない社会になる。民主主義は完全に破壊される。こんなブログを書く人は簡単に逮捕される日がくる。確実に。

 フランスの新大統領マクロン氏は、新閣僚の半数を女性にした。「男女平等を尊重する」と宣言した。少なくとも、日本の政治は男女平等ではない。女性大臣が数人起用されても安倍首相のいいなりになる大臣ばかりだ。稲田防衛大臣スーダンの問題では嘘ばかりついた。自衛隊員の活動日誌はないと言って、その場を言い逃れしたが、問題が沈静化すると文書は出てきた。森友学園にも弁護士として関わっていた。

 あ〜あ〜、安倍政権は不透明すぎる。真実のみを明らかにしてほしい。嘘で塗り固めないでほしい。

 

 

ティンガティンガ展に

京都日航プリンセスホテルで、タンザニアティンガティンガ展が開催されていたので、夫とみにいく。ティンガティンガは、タンザニアで、エドワード・サイディ・ティンガティンガ氏(1932-1972) が1960年代に生み出した絵画手法。主に動物や植物など、自然の風物が描かれている。その作風はユニークでアフリカ独自の芸術となっている。そして彼の手法を受け継いで、多くの作家たちがティンガティンガ絵画を描いて、海外の絵画愛好者や旅行者に売っている。我が家にも多くのティンガティンガの絵がある。夫がタンザニアに行くたびに買ってくるので、部屋のあちこちにある。また数年前にタンザニアを訪れたときに、ティンガティンガ村へ連れて行ってもらったことがある。そこで作家たちが懸命に絵を描いていたのは印象的だった。

 

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日展示されていたのは、ザチ・チムワンダさんのティンガティンガ。ザチさんの絵は買うことができなかったが、つぎのような絵を描いている。とてもふんわりとした独特の絵だった。写真は、日航プリンセスホテルのホームページから。

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午後はフランス語の勉強に励む。

 

ベランダの花を植え替える

 5月24日(水)ビオラが咲き終わったので、今年はペチュニアを植えた。ベゴニアをいつも植えていたが、気分を変えてみようと思った。ピンクや赤い色の花は見ているだけで、元気になる。ベランダは鳩の住まいで、住民にとってはえらい迷惑。あちこちに糞を撒き散らすので、腹立たしい。毎日のように卵を産んでいるので、それを取り除くのも日課となっている。植木の茂みもいい巣になるようだ。鳩との戦いはまだまだ続きそうだ。

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 京都大学の入学式で山極総長はボブ・デュランの歌詞「風に吹かれて」の一部を引用して祝辞を述べた。それがJASRAC(日本音楽著作権協会)が著作権使用料の問題になり、新聞を賑わした。引用する場合は出典を明らかにしている場合でも使用料が発生するとなると、これは大変なことになる。公的な場で、誰でも知っている歌詞を引用したり、歌ったりすると、著作権の問題が発生するとなると、何を持って公的な場とするのか。街頭デモではジョン・レノンの「イマジン」などはよく歌われる。

 著名な作家の言葉や著名な歌手の歌詞が著作権に抵触するというなら、言葉は狭い世界だけの化石になってしまう。言葉は人々の間に広がっていくことで、生命を持ち、成長していくものだと思う。言葉がどんどん広がていくことで、力となる。

 

 

 

 

5月23日 習字のお稽古

 血液検査をする日になっていたので、朝食をとらないで、病院に行く。最近は夫の痛風騒動で私が行く個人病院に変わったので、一緒に出かけ、診察後に喫茶店でモーニングをする。以前よく行っていた喫茶店のチェーン店だったので、何度か食べたことがあるモーニングを注文する。

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 午後からは習字の練習日。「如松之盛」と書いた。意味は「松が盛んに生い茂るように」という意味だそうだ。君子はいくら霜や雪にあっても、松の緑のようにキリッとしていないといけないということだ。意味よりは「盛」という字は書くのが難しい。何ごとも継続は力なり。他の人たちは、細筆でカナ文字を書いているが、私は楷書体が好きなので、こだわっている。先生のお手本を見ながら、楽しく書いている。

 

 夜は、中学生の孫に英語を教えに行く。さすが疲れていたのか、うっかり寝ていて、降りるべき駅でドアーが閉まった後に、気がつく。いつも駅まで迎えに来てくれる娘に電話をかけ、次の駅で降りると連絡する。あ〜あ〜あ。

 中間テストが今週にあるので、受け身形の練習問題を作り、試験の予行演習をさせる。受け身形は日本語に馴染まない文体なので難しいが、子供たちはなんとか格闘しながら、学んでいる。頭が柔らかいので、なんでも新しいことはどんどん頭に入るようだ。私のフランス語とは全く違う。

 

 

5月22日 北海道大学で

 定山渓から札幌に戻ってきた。札幌駅の北側に北海道大学があるので、見学に行く。前身は札幌農学校で、Boys, be ambitious!の言葉を残した、クラーク博士が初代教頭だった。北海道大学はまるでアメリカの大学のように広大な土地に様々なエルムの木や、イチョウの木、ナナカマド、桜、ライラック、ブナなど多様な木々がうわり、周りは草のカーベットが敷き詰められ、タンポポやディジーが顔を出していた。

 高校時代の友人が一人北海道大学に進学した。あまり考えたこともなかったが、こんな素晴らしい自然の中でのびのびと勉強できる環境にあることを知っていたら、北海道で学んでいたかもしれないが、降雪量の多い冬の生活に耐えられたかはわからない。キャンパスそのものが自然の植物園のような感じがした。大学構内にある植物園は休館日だったので、入れなかったのが残念。

 大学の校章にオオバエンレイソウが使われているそうだ.エンレイソウは北海道では春を告げる花なのかもしれない.

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4時45分発の伊丹いきの飛行機で帰った。充実した3日間だった。

 

 

 

5月21日 札幌中央公園 ライラック祭り

5月21日は、午前中WANの理事会があった。春のライラック祭りの真っ只中、札幌に来れてよかった。午後は中央公園を歩き、屋台でインドカレーを公園のベンチに座って食べた。久しぶりの本格インドカレーとナンは美味しかった。ライラックはとてもいいにおいなので、心までも洗われるようだった。紫色から白色まで様々な色のライラックが咲き誇っていた。公園が広々としていて、またどこまでも続く広い。そこに春の花々、ライラック、桜、ナナカマドの花が咲いていた。いちょうやゆりの木、ニレの木、カツラの木などが新芽を出し、若葉が美しかった。何よりも、ハルニレに出会えた。私の朝の散歩道にはアキニレの木がたくさんある。植物の先生にアキニレに対してハルニレがあるのかを尋ねたことがある。ハルニレは北のほうにある程度であまり関西では見かけないと教えられた。ハルニレはいっぱい若葉をつけ、元気よく空に向かって立っていた。北海道で見た木々たちはまっすぐ空に向かって元気よく立っていた。厳しい冬の雪に耐えて生きているからなのかなあと思った。

 

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午後には、定山渓の温泉宿に移動した。送迎バスで1時間ほどで着いた。

少し山間に入り、自然がいっぱいのところだった。お昼すぎに1時間ぼど雨が降ったので、渓流の水は濁っていたのが残念だったが、それでも新緑の木々に囲まれて癒された。山道にエンレイソウヒトリシズカ、コムソウバナなどが咲いていた。滅多に出会わないので嬉しかった。最後の写真は座禅草かな?

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WANのシンポジウム、札幌にて 5月20日

 5月20日はWAN( Women's Action Network )のシンポジウムが札幌であった。伊丹発8時25分の日本航空で1時間半で新札幌着。何回が北海道に行ったことがあるが、この時期は、ライラック祭りがありお花がきれいな時期ということで飛行機は満席だった。私たちは5人組。

 ランチは札幌に来たのだから、ラーメンということになった。いろいろハップニングがあり、私はシンポに少し遅れて到着した。

 シンポのテーマは、「自分ゴトから始まる社会づくりーー半径3メートルを超えて」。オープニングセッションはハンガリーでピアニストとして活躍しておられる石本裕子さんのピアノ演奏があった。彼女のCDをよく聞いていたので、演奏を聴きたかったが、パップニングのために聴けなかった。法政大学総長の田中優子さんの基調講演も聞けなかったが、今回のシンポのテーマである、「さあ、『社会を変える』を始めよう」の問題提起をされたようだ。すでに明石書店から、『そろそろ「社会運動」の話をしよう 他人ゴトから自分ゴトへ。社会を変えるための実践論』を出されている。いわば社会学部の教育理念のようなものだが、「・・・疑問にぶつかったとき、自力で調査し、事実に基づいて考え、ふさわしい相談相手を見つけ、議論の場を自から創るという「行動するための知性」を持って欲しい」と述べている。

 パネルディスカッションは、北海道の若い方たちがそれぞれのテーマで話をされた。北海道の女性たちもが地域密着型の活動をされ、その報告。女性が共に声を上げることで政策を変えていく活動をしておらえる。とても生き生きと活動されている様子が伝わってきた。

 シンポ終了後、WANの総会があり、そのご懇親会があった。70人以上も懇親会に参加し、全国のWANのメンバーが集った。刺激的な一日だった。

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