Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

参議院選挙の結果

昨日、参議院選挙の結果が早々とでた。これまでになく、選挙に関する番組を見たくないと思った。はじめから結果が見えていた。私は選挙当日の朝7時に投票場へ出かけた。すでに数人の人がパラバラと集まってきていたが、いまいち盛り上がりにかけているようだった。
メディアはアベノミックスを煽り立て原発も動かさなければ経済が上向かないとまで、多くの人たちを動員してきた。今回の選挙でWeb上での政治活動も許されたが、私ほど毎日、何時間もコンピュータで仕事をしたり、コンピュータ上の情報を得てもいるのに、私は選挙に関するネットを一度も訪ねることはなかった。街頭演説の声も私の生活圏にも入ってこなかった。
 選挙後の今日、株の動きや相場の動きばかり、ゼネコン復活の話ばかりで、アベノミックスが功を奏しているという。のんきに手放しでアベノミックスを歓迎していていいのだろうか。私は末恐ろしさを感じる。
 実際に年金生活者にとっては、それほどバラ色の話ではない。定年退職した夫がこの8月からようやく医療費が1割負担に変更になるので、ありがたいと思っていたら、来年の4月からは保険料の値上げで2割負担になる。法律によって簡単に悪い方向へ逆戻りをしている。介護保険料は値上がりし、年金額は確実に減少している。老後を安心して暮らせないことは確実なようだ。誰もが安心できない社会って、どうなんだろう。