Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

北野神社で書初め

1月2日。娘家族4人がやってきた。お昼におせち料理を一緒に食べ、お正月気分を味わった。高2と中3の孫たちは、おかげさまで元気に育っている。これまでもしょっちゅう会っているが、お正月は特別で、改まった気分になる。おじいちゃんから、お年玉を前にして、一年の抱負を聞かれるので、それに答えなければならない。少しの緊張感とコミュニケーションの楽しみがある。

 

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 北野神社に書初めに行く。これも新年の行事で、かれこれ、10年ほどになる。下の孫が4歳のとき初めての書初めで金賞を受賞したときに、「私これで頑張る」と言った。姉に対する対抗意識があったのか、すごい意思を持っているのだと思った。それいらい、ずっと金賞を受賞している。上の孫も同じように、金賞や銀賞を受賞している。二人の孫は書道教室に通ったことはないが、丁寧に筆運びをし、自由にハネやトメをする。そんなところが評価されているのかもしれない。

 書初めをしている場所にいくと、すでに多くの子供や大人たちが筆と墨で自由に文字を書いていた。

列をなして待っていてもなかなか空かない。高校一年生が何十枚も書いている。家から持ってきた半紙に練習をしている。延々1時間以上もかけて書き続けている。その子の父母はじっと見ている。ほかにも小学生が冬休みのお習字の宿題をここでやっていた。文字の形や位置について、こう書け、ああ書けと「指導」しつづける。子供は完全に飽き飽きしている。何枚も何枚もやり直させられている。なんだかいやな場面を見たような気がした。

 いままでは誰もが、北野神社で購入した半紙に数枚書く程度で、上手下手は関係なく、筆で文字を書くことを楽しむ場であってほしいと思った。

 

2018年1月1日

 大晦日のあと、上賀茂神社に初めて参拝に行く。いつもは下鴨神社にでかけていたが。上賀茂神社も12時になって開門。大勢の人たちが集まっていたが、下鴨神社ほどではないと思った。本来なら、昨年の3月に母を亡くしたので、喪中ということになるが、49日を過ぎればとか、納骨が終わればとか、いろんな解釈がある。要は人の心しだいということかもしれない。お寺にお参りに行くのはいいが、神様のいる神社参りはダメというのはどういうことだろうか。ネットで調べて見ると、神事は50日間を忌中といって、この間の神社参拝は避けることとあった。49日は仏事の考え方のようで、お寺参りはいつでもいい。

 まあ、新しい年を迎えるこころの準備として、例年の行事をこなすために、上賀茂神社にでかけて、健康的な生活が送れるよう神さまにお願いした。というよりは自分の決意のようなものを確認しにいくようなものだ。

 お昼前に下鴨神社に行く。例年下鴨神社で一年無事過ごせるように、絵馬のついたお札を受けている。古いお札を神社にお返しし、新しいお札を受けた。こちらも年中行事の一つ。

 下鴨から上賀茂への帰路、いつものバスに乗った。上賀茂神社の手前で、バスと車が立ち往生をしている。いくら信号が変わってもバスが前に進まないので、バスの運転手の方が、上賀茂神社参拝客をバス停の少し手前で降ろしてくれた。私はあと2停留所先で降りる予定だったが、そこでバスを降りて、賀茂川の土手を歩いて家まで帰った。普段は20分おきにあるバスが、4台も乗用車をはさんで連なっていた。御園橋の上の車がまったく動かない状態だった。多くの人が車で参拝に来るのと、狭い京都の町の通りを車が行き交うのには無理がある。日頃はそれほど交通渋滞もなく過ごしていたが、お正月となると、誰もが神社やお寺にお参りに行く。観光地は大勢の人たちが寄ってくる。

 賀茂川の河原を歩きながら、冷たい風が顔にあたり、妙に心地よかった。新しい一年が始まる。少しでも暮らしやすい社会であってほしいと願う。

 

 

紅白歌合戦を聞きながら

NHK紅白歌合戦を聞きながら、今年も一年が終わったという実感を味わっている。知らない曲あり、懐かしい曲あり。後半部から真剣に見入ってしまった。高橋真理子さんのFor youは感動した。私はあまりコンサートには行かないが、唯一高橋真理子さんのコンサートには、チケットが手に入ると、出かける。直立不動という感じで歌うスタイルも好きだし、自分をさらけ出して歌への思いを語る姿勢も好きになった。何よりも素敵な声に惹かれる。

 一日中、おせち料理を作っていた。野菜を全て湯がいてアク取りをして、順番にお出しと醤油と砂糖で炊いていく。何十年も作ってきたので、作るのは楽しい。最近よく作るのは伊達巻き卵。はんぺんと卵と少量の砂糖を混ぜ合わせて、卵焼き器でゆっくりと焼いてから、す巻きで巻き、輪ゴムをしてしばらく立てておく。お店で売っているような伊達巻き卵をできる。はんぺんが何ともいえない、柔らかさとフワフワ感をだしてくれる。

 ローストチキンもつくった。タコ糸がなかったので、醤油ダレにつけたチキンに牛蒡と人参を巻いて、アルミホイルで包んで、15分ほどオーブンで焼く。一度オーブンから取り出して、アルミホイルを剥がして、醤油ダレをかけて再度オーブンで焼いた。とてもうまく出来上がった。伊達巻の横にあるのは牛蒡の肉巻き。

 

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おせち料理はこんな感じ。紅白のかまぼこだけは購入。

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いよいよ残すはあと1日に

 12月30日。食器棚の中を全て取り出し、日頃使わない食器と毎日使う食器の置き場所を変えた。これまで、アフリカ式のパーティをよくすることがあったので、どうしても大皿やグラス類などが食器棚の中で大きなスペースを占めていた。20人ほどの人が集まり、あちこちで話しが弾んでいたが、最近では、二人だけの静かな生活になっている。外国からのお客さんがあっても、数人だけで静かに食事を楽しんでいるので、普段使いの食器だけで間に合う。今回の掃除で、毎回取りにくいお皿を奥から引っ張り出していたのが、手前に置いたことで、お皿の出し入れがスムーズになった。

 しいたけや昆布などの置き場所に困っていたが、梅干やラッキョをつける大きなガラスの瓶に入れてしまうことにした。外側からも良く見えるので、取り出しやすくなった。基本的には溜め込まない、物をたくさん置かないことが一番だと思った。

 黒豆を炊いておいた。掃除をしながら、黒豆を炊いた。料理家の土井善晴さんの黒豆の炊き方をテレビ番組で見て以来、最近ではなかなかうまく炊けるようになった。今までは、圧力鍋を使ったり、いろいろと工夫したが、豆にシワが寄ったり、硬かったりと色々だったが、最近ではどんな豆でもうまくふっくらとできる。長時間8時間も弱火で炊くようにと指示があるが、私はその間をシェフの鍋(魔法瓶の鍋)を使い、冷めてくると、鍋をそのまま火にかけ、しばらく沸騰させてから、シェフの鍋に戻す。シワのない柔らかい黒豆ができあがる。あとは冷蔵庫の中で保存するだけ。

 数の子も水につけて塩出しをしておく。

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掃除をする

 普段、あまり掃除しないところを拭き掃除する。雑巾がけが一番合理的で、きれいに掃除できる。床はシャープのcocoroboちゃんがやってくれる。あちこちぶつかりながら、けなげに仕事をする。普通の掃除機を使うこともあるが、長箒で掃きだすのが一番好き。伝統的な棕櫚の長箒は、北野天神さんで15年も前に購入したもので、玄関の近くに少し背伸びをして手を伸ばしたところに吊るしてある。電気掃除機などよりも簡単でしかも綺麗に埃を集めてくれる。職人さんが作った伝統的な日本の箒は使う度に愛着がわく。

 壁にかけた布はバングラデシュの刺繍布。櫛は南アフリカで購入(どこの国のものかわからないが、ガーナかケニアのものではないかと思う)。その横の袋はボツワナのサン民族の人のビーズで模様をつけたもの。

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部屋の隅に花を飾る。

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12月28日 年末の買い物

 今朝も寒波の影響で、川の向こう側の家々の屋根が雪で真っ白だった。フランス語の授業が冬休みに入ったので、この機会に復習をはじめた。2年半前に使っていたテキストをとりだし、大きな声をだし、読む。なんと当時は難しくて、スラスラよめなかった文字が、なんかと読めるようになっていた。やはり語学の学習は復讐、声を出して読むことが一番基礎中の基礎だと再確認する。

 女性だけの筋トレジム・カーブスにお昼まえに出かける。筋トレの効果がすこしでてきたように思う。お腹の周りの脂肪ではなく、腹筋が一番大事だと気づかせられる。いつもトレーナの先生に腹圧をかけなさいといわれる。「継続は力なり」でしばらく頑張ろうと思う。

 お正月のおせち料理の準備に、すこしづつ野菜を買っている。今日は里芋や海老芋、レンコン、赤人参、祝い大根、牛蒡などの根菜類を買った。根菜類は和食の素材としていろいろと楽しめるし、おせちには欠かせない。私の得意レシピは叩きごぼう。ゆでたごぼうを擦り棒で叩いて、たっぷりのゴマをすり鉢で擦って、そこに味噌と酢と砂糖を入れて、混ぜ合わせるだけの簡単なもの。ごぼうは、繊維質で、独特の味がして、お腹の中をきれいに掃除してくれる、優れもの。

 重たい根菜類の野菜をたくさん買っても、家の前にバス停があるので、便利だが、年齢とともに、重たいものを持つのが大変になってきた。そんなことよりも、野菜の値段の高騰に驚くが、それ以上に、大根などは十分に育ったなかったと張り紙がしてあった。野菜は気候の不順と経済の混迷とに大きく左右される。先に買っておいたクワイなども今年は本当に小粒で、結構な値段だった。おせち料理を何十年も作り続けてきたので、楽しい年中行事の一つになっている。

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12月25日北野天神に

 12月25日は北野天神の終い天神なので、朝早く出かける。すでに大勢の地元の人たちが、お正月のお花や飾り物を買いに来ていた。すぐきや京漬物干し柿に、佃煮、相変わらず古着市が立っている。境内では猿回しの見世物がある。いつもとは違う賑やかさがあるが、お正月とは異なる雰囲気だ。27日にお墓まいりに行く予定なので、菊などの花を購入した。葉牡丹や松、南天などの寄せ植え鉢が目につき、購入。来た時よりも、どんどん人が増えてきた。穏やかな日和でよかった。

 午後からカーブスの筋トレジムに行く。今日で5回目の講習が終わり、これからは一人で好きな時間帯に来て、器具を使って筋トレに励めばいい。一つの器具を使っての筋トレはわずか30秒なので、それほど苦にはならない。じんわりと汗をかく程度なので、続けていきたいと思う。