Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

北野神社で書初め

1月2日。娘家族4人がやってきた。お昼におせち料理を一緒に食べ、お正月気分を味わった。高2と中3の孫たちは、おかげさまで元気に育っている。これまでもしょっちゅう会っているが、お正月は特別で、改まった気分になる。おじいちゃんから、お年玉を前にして、一年の抱負を聞かれるので、それに答えなければならない。少しの緊張感とコミュニケーションの楽しみがある。

 

f:id:mwenge:20180103212818j:plain

 北野神社に書初めに行く。これも新年の行事で、かれこれ、10年ほどになる。下の孫が4歳のとき初めての書初めで金賞を受賞したときに、「私これで頑張る」と言った。姉に対する対抗意識があったのか、すごい意思を持っているのだと思った。それいらい、ずっと金賞を受賞している。上の孫も同じように、金賞や銀賞を受賞している。二人の孫は書道教室に通ったことはないが、丁寧に筆運びをし、自由にハネやトメをする。そんなところが評価されているのかもしれない。

 書初めをしている場所にいくと、すでに多くの子供や大人たちが筆と墨で自由に文字を書いていた。

列をなして待っていてもなかなか空かない。高校一年生が何十枚も書いている。家から持ってきた半紙に練習をしている。延々1時間以上もかけて書き続けている。その子の父母はじっと見ている。ほかにも小学生が冬休みのお習字の宿題をここでやっていた。文字の形や位置について、こう書け、ああ書けと「指導」しつづける。子供は完全に飽き飽きしている。何枚も何枚もやり直させられている。なんだかいやな場面を見たような気がした。

 いままでは誰もが、北野神社で購入した半紙に数枚書く程度で、上手下手は関係なく、筆で文字を書くことを楽しむ場であってほしいと思った。