Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

6月18日の高槻大地震

 朝の食事を終え、後片付けをしている時にグラグラと来た。大きな轟音とともに、しばらく大きく左右に揺れる。流しの縁をしっかりつかんで立ちすくんだ。どうしようもなく、何も考えられない。

 1995年の淡路・阪神大震災の時には南アフリカヨハネスブルグで暮らしていた。前夜の1月16日は娘の誕生日なので、電話で娘と話をして8時間後に大地震が起こった。ケープタウンヨハネスブルグに住む友人が、電話をかけてきて、日本は大丈夫かと心配してくれた。当時テレビがなかったので、様子がわからないので、友人宅に駆けつけ、テレビで神戸の様子を知った。すごくショックを受けた。それからは毎日毎日、ヨハネスブルグにある日本の新聞社に出かけて記事を読みあさった。

 だから、私にとっては今回の高槻を中心にした大地震は、初めての大きなものだった。今回も、以前にも震災にあった人たちはひどく怖かっただろうと思う。想像を絶するものだっただろう。今回の震災について何度かブログを書いたが、最後まで書ききれずに、どこかに消えてしまったので、改めて書き直した。

 当日は火事で焼失した場面や、壁などの倒壊、そのために命を失った人たちのことが報道された。一日中電車、交通機関がストップして動かず、通勤・通学に巻き込まれた人たちの状況は想像以上。当日私も予定があったが、出かけることができなかった。同時に来客の予定ももちろんキャンセルとなった。あちこちからメールや電話があり、安否を気遣ってくれた。私も高槻や吹田に住む友人に電話をした。

 住んでいるマンションではガスが自動的に止まった。手動で復旧は簡単にできたが、一瞬、ガスと水が止まったら、生活動線が切断され生活が成り立たない。なすすべもなく、どうしようもなくなる。実際には数日間、今も、震災の中心部ではガスも、水道も止まっているところがあるそうだ。病気を患っている人もおられるだろう。今も時々余震が続く。安心して暮らせるよう早くの復旧を願う。

 ワールドカップやら、震災やらのどさくさに紛れて、加計幸太郎理事長がほんの一握りの地元のメディアにだけ開放して「安倍首相と会見はなかった」と記者会見をした。短いもので何の根拠もなく、言い放った言葉は嘘くさい。なぜこんな時に、やるのか。それだけでも犯罪行為だ。嘘に嘘の上塗りをしていく安倍政権の見苦しい対応に怒りを通り越して、笑ってしまった。

 またもや麻生財務大臣のバカな発言にも唖然。若者は新聞を読まない。そういう層はみんな自民党支持者。だから、何なんでしょう。自民党は若者に支持されているから安泰と言いたいのなら、私は将来を憂う。実際に新聞も読まない、社会や政治に関心のない人たちに選ばれて、好き勝手し放題な政治は国を滅ぼす。

 私の孫も今年18歳になる。全く世の中の動きにも関心なく、ファッションや化粧などにだけ関心がある。こんな若者に選挙に行ってもらいたくない。ただただ情けない。