Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

4月2日 新学期に思う 

市バスに乗っていると、黒い服を着た若者が目立つ。新入社員、新入生らしき人たちだ。黒か紺のスーツはこの時期の「制服」のようなもの。我が家の近くに大学があるので、ようやくバスも増便され少しは便利になったが、それでも大勢の学生さんたちが乗るので、いつも満員。予定の時間通りにはバスは来ないのと、優先座席は若者が占領しているので、少し不愉快だが。新社会人になったり、大学生になったなら、高齢者や子どもたちに優しい社会作りに参加する眼差しを向けて欲しい。

 最近外国人観光客もバスや地下鉄を利用して市内観光をしているが、大きな荷物を抱えての移動は大変そうだ。そして日本語が通じない観光客は優先席に率先して座っている。優先席のロゴマークはUniversal Designなので、言葉がわからなくても、理解できるだろうと思うが、誰も注意しない。少し前まで、ヨーロッパを観光する日本人のマナーの悪さが世界の「嘲笑の的」にされたが、同じようなことがこの京都でも起こっている。

 それでも、桜が咲き、新社会人や新入生が街にあふれ、新たな決意を秘めて新生活に向かう姿は清々しい。

 今フランス語の授業は冬学期が終え、3週間のブレイク。しばらくぶりにフランス語の教科書を開く。あ〜あ、覚えるより忘れるスピードが速いのに、愕然とする。地道にコツコツが重要なのはわかっているが、なかなか実行できない。来週から春学期が始まるので、軌道修正しよう。