早朝に友人の車で大原の朝市にでかけた。2年ぶり。車を乗らなくなって、大原に出かけることがなくなった。それを知っていた友人が誘ってくれたので、早起きをして、おお喜びででかけた。
いつものお花やさんも元気で変わりなく、お花の説明を交えて接客に余念がない。私自身、大原の朝市に通い始めて、お花や木々の名前を知るようになった。季節季節の野の花たち、木々たちに愛しさを感じるようになった。切花のクリスマスローズは、かわいいが、花が下を向いているので、顔をあげてほしいなあといつもつぶやく。ベランダの大きな鉢にクリスマスローズを植えてあるが、なかなか花が咲かない。園芸店でリンの入った肥料をやりなさいと教えられて、土にいれてやると、ようやく数輪の花をつけるようになった。
ハナズオウ、桜、桃、ラッパスイセン、紫ハバナ、バイモ(アミカサユリ)などを花瓶に生けてみた。それぞれに赴きがあっていい。
朝市で白菜の新芽と人参を購入した。白菜の新芽は始めてだった。それを食べることなど考えたこともなかった。薄揚げとみずみずしい人参とで炊いた。とても柔らかくてあっさりしていた。
午後は「安倍政権打倒」を訴える市民デモに参加した。「シニアの女たちの会」のノボリ旗と横断幕を私が預かっているので、それを久しぶりにもって京都市役所前から河原町通りを四条まで下り、そこから祇園に向けてのわずかな距離をデモ行進した。規模的には参加者は少なかったが、それでも道行く人たちにもアピールできた。最近の「森友問題」について、財務省の公文書改ざんや佐川氏の国会証人喚問での無責任な発言、麻生財務大臣の国民を舐めきった態度、安倍首相の不愉快な答弁、どれをとっても問題解決にはなっていない。嘘とごまかしの政治に嫌気がさす。
とりわけ安倍首相の「妻に代わって夫である総理」が答えるという構図も、とてもいやだ。「女性の活躍」をしきりにうたっている総理ならば、妻の人格を無視し、抑圧する構造に立って自身が発言することに自己矛盾を感じないのだろうか。ご自身が女性への抑圧者であることに気づいてほしい。