Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

26日 じっと家に閉じこもる

 ついに、国際オリンピック委員会がコロナウィルスの感染がこのまま続くならば、「オリンピック中止も」と発表した。期限は5月末までに収束しなければならならない。

 まだ、テレビでは厚生省や政府の発表によって、一般の病院やウィルス検査機関が動けない状況がつづいていると報じる。実際に発熱し、コロナウィルス感染を懸念する人が実際にウィルス検査を受けられず、重体化している。

 このままいけば、おそらくオリンピックは実施できないかもしれない。国家として、この不測の緊急事態に対して何の方策も取らず、国民を自宅に閉じ込め、感染者に対して早急の手当てもしない。筋トレジムでコロナウィルス感染者がでたという。人が集まるところだし、狭い空間で運動をするので、可能性はある。スーパの買い物も、人が集まる。こんなニュースがでると、本当に外に出られなくなった。非常事態だ。

 子供も重篤にならない限り、検査もしてもらえない。発症しないように注意すること。もし感染したら早い段階で、検査して治癒すること。肺炎などになった場合は、早急に入院して治療すること。近代医学が凄まじく進歩した社会で、エンデミックからパンデミックにならないように、防げるはずだ。だか、今の状況を作り出したのは、明らかに国の指導が間違っているからだ。責任は政府にある。安倍首相は責任をとるべき。韓国は大統領が指揮官となって行動している。

 こんな大変な状況のときに、女川の原発を動かすという。とんでもないことだ。どさくさにまぎれて何でもありという姿に日本の未来は暗い。 

 家に閉じこもっているが、私にはしたいことが山ほどあるのはありがたいことだと思う。ピアノの練習、絵のスケッチ、袋作り、毛糸編み、録画観賞、フランス語の勉強、読書などなど。

 だが、人を家に閉じ込める政策は異常だということだけは頭に入れておきたい。

2月25日 ようやく連休明け

22日(土曜)、夫の元学生が4人遊びにきてくれた。30年以上も前の学生。広島、東京、泉南、大阪から。まだ大阪外大にスワヒリ語学科ができる前の、アラビア語学科のなかでスワヒリ語を選択科目でとっていた学生たち。それぞれはバリバリ仕事をしていたり、子供の手が離れかかっていたり、おばあさんになっていたり、手作り市を楽しみにいろんな物作りをしている人もいた。みんなが当時の頃に戻れて、懐かしい話に花を咲かせていた。

 鍋でもしようかと思っていたが、お箸を突き合わせて食事をするのはどうかと思い、メインは手巻きにした。ローストビーフ、チキン南蛮風、サモサ、カチュンバリのサラダ、ポテトサラダ。

 元学生さんたちは、アフリカを学んだのと、タンザニアからの外国人教師などから、アフリカ料理には慣れ親しんでいた。サモサはよく食べただろうから、久しぶりに作ってみた。カチュンバリはタンザニアの家庭でよく食べられている野菜サラダ。主にキャベツ、人参、玉ねぎ、胡瓜、りんごなどを塩揉みして、レモン汁だけをかけてたべる。暑い時期にはさっぱりしていて、喉越しがいい。

f:id:mwenge:20200225153244j:plainローストビーフはとても簡単に作れるようになった。①オリーブオイルで肉の塊の各辺を少し焼く。②クッキングホイルでくるみ、110度の温度で25分間オーブンで焼く。③オーブンから外に出して、そのまま放置して自然に覚めるのを待つ。④あとは食べる時に薄く切り分ける。

    どんなものでも、大勢の人と一緒に食事をするのは楽しいし、お料理はおいしくなる。

23日(日)娘夫婦がベランダの掃除にきてくれた。しばらくするとマンションの大修繕がはじまる。ベランダなどはマンションの共有部分になるので、綺麗に洗浄してくれる。ベランダで育てていたお花などを整理しなければならない。ベランダの床に敷いていた板は処分。冬の花は今年は植えていないので、ツタだけが残っている。最初の二枚はこれまでのベランダ。最後がいまの様子。

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24日。午後から孫の英語の特訓。テスト前なので復讐と練習問題。3時間みっちりと行う。王がプロ野球選手になり、一本足打方を編み出したエピソードと、死刑廃止に関するディベート。なかなか難しい言葉がでてくる。

25日 コロナウィルスに関するニュースが連日報じられている。厚生省のあまりにもずさんなやり方が世界中から批判されている。日本の対策予算は他国と比べれば、極端に少ない。しかも子供がコロナウィルスに罹患していても、ウィルス検査を受けられないとか、ダイヤモンド・プリンセス号に乗船していた人たちから、多く感染者がでているが、最終的にも検査を受けず、公共交通機関で帰宅し、家族に写しているケースもでている。9際の子供が高熱をだし、コロナ感染をしたが、ウィルス検査もしてもらえず、高熱で苦しんでいるとの話などもある。厚生省にその責任がある。

 多くの方が病院に行ってお医者さんに見てもらって、検査を望んでも、なかなかやってもらえないという声が多くある。厚生省、自治体、保健所、医院との複雑な関係がある。すべてお金がからむ。国の予算は、これに関しては日本は150億円だけ。他国は2000億円とか、3500億円とかの高額な予算を投入しているという。安倍首相が勝手にアメリカから戦闘機を大量に購入することを決めてきた。一機購入額はおよそ1兆円。桜を見る会に安倍首相が招待した人たちに使った予算は何千億円。狂っている。

安倍首相は、国民の関心が、「桜」から「コロナ」に移ったので、高笑いをしていると思うと、ぞっとする。

 

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マスクも薬局に売っていないので、マスクを作った。3月末に下の孫と二人でロンドン、パリ、ヘルシンキに旅行に行く予定なので、その時用のマスクだが、それよりも旅行ができるだろうか。アジア人の入国を拒否する国があり、日本も中国についでコロナウィルス汚染国となっているので、危ぶまれるが、時を待つしかない。傷口用にカットした除菌ガーゼを購入した。一つづつ袋に入っているので、マスクの内側に入れ毎日交換できるので便利だ。

 午前中はリハビリに行った。そのあとはずっと家の中にいる。あちこちでイベントが延期、中止になっている。外に出る人たちは少なくなり、経済にも大きな影響がでてきそうだ。京都のホテルも多くのキャンセルがでて、がら空きのようだ。繁華街には人があまり出ていないようだ。

2月19日 クルーズ船への対応はどうだったか?

 コロナウィルスの蔓延は、「桜を見る会」の話題から国民の眼をそらす役割をになっている。二週間も船に閉じ込めてから、ようやく「陰性」の人たちは下船でき、日本人は家族のもとに帰ることができた。

 政府は十分な処置をしたし、感染した陽性の人は横浜に着く前にすでに感染していたと主張する。だがそう言い切ることができるだろうか。おそらく責任逃れのためにそう主張しているのだろうが、二週間も悪条件のもとに、船内に閉じ込めたことはどうだったのか、検証しようとしない。

 だから、日本政府は海外から非難されるのだ。その意味すら理解しようとしない。なんだか悲しくなる。

 テレビの報道によれば、韓国ではコロナウィルスにかかった人は、その人の何日もの行動と接触した人、実際に立ち寄ったお店もすべて公表しているという。これくらい徹底して感染者が増えないようにしているというが、そこまですると、個人のプライバシーなどないように思えるが。。。

 

 

2月16日 京都マラソン

16日、日曜日。京都マラソンで、朝早くから正午過ぎまで、我が家の前の道路は交通機関の通行止めだった。あいにくの小雨だったが、マラソンは決行された。走っている人たちはそれほど寒くないのか、ランニングに短パンの人も多かった。ビニールの雨具をきている人もいた。とにかく目の前ではかなりの勢いで走っている人たちが大勢いた。

 健康に優れない人は参加を辞退し、来年に参加権を保持するという。とくに300人ほどの在京中国人の参加は遠慮してもらったという。大勢の人が集合するために、コロナウィルスによるインフルエンザの拡散を防止する方法の一つだとした。

 23日の天皇誕生日一般参賀は取りやめになった。東京マラソンでも一般市民の参加は取りやめになった。嵐の中国公演は中止。近々龍谷大学で開催される予定だった国際会議は、フランス人研究者が来日を取りやめたので、中止となった。

 病院でもスーパーでも人の数は少なくなったように思う。横浜に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号では、毎日コロナ感染者が増え続けている。ついに、全員にウィルス検査と下船の処置をすると発表があった。だが、遅々として進まない。なぜなのだろうか。日本政府の対応のまずさが全世界から非難されている。

 人命救助などにはまったく関心がない安倍首相。自身の保身と利権がらみの人間関係の構築に関心があるのだろう。戦闘機など買わなければ、すぐに3700人の乗員など対応できるはずだ。多国籍の人たちがいようとも、それこそ国際外交で力が発揮できるはずだ。

 17日の国会中継は午後からずっとみてしまった。午前中はリハビリに行っていたのと、リハビリ病院からの帰りは散歩のつもりで歩いて帰ってきたので、午前中の辻元清美さんの質問に対する安倍首相の「意味のない質問だ」とヤジを飛ばしたことに対する謝罪は見られなかった。だが、午後からの安倍首相の「桜を見る会」の前夜祭に関して、「ホテル側の回答はあくまで一般論」で、「個別の案件は回答に含まれていない」と主張して、ホテル側と安倍後援会との間で交わされたことは、個別の案件だと主張し続けた。

 さまざまな野党側の質問に対しても、同じことを繰り返す首相の態度にあきれた。18日の朝日新聞の報道によれば、ホテル側に問い合わせた結果、ANAホテルはこの部分を「申し上げた事実はございません」と否定したと報じている。

 ホテル側ももし、安倍首相側に特別扱いをしていたとすれば、脱税容疑や政治資金法にひっかかるかもしれない。なによりも、そのような不公平な扱いをするホテルは、大きな信用を失うことになるだろう。

 コロナ対策の方が「桜を見る会」よりも大事だとするツイッターの声や世論(?)があるが、どちらの問題も根っこではつながっている。国立感染症研究所の予算がここ数年来大幅にカットされており、それに対して安倍首相肝入りで作った加計学園などには莫大な予算を費やしてきた。こうした安倍首相の姿勢がいまの状況を生み出している。

 安倍首相は、自分がやってきたことを大いに反省をして、退陣すべき時期がきたように思う。

2 月12日 長浜盆梅祭に

 長浜で開催されている盆梅展を観に行った。ほぼ毎年でかけているが、今年はちょうどいい具合に梅が咲いていた。梅の花は愛らしい。北野神社のように梅園で咲く大木の梅もいいが、長浜では盆栽にしている。会場となる慶雲館は、明治天皇行幸の際に建てられた迎賓館で、初代総理大臣伊藤博文命名によるものだそうだ。お庭も素晴らしく、回廊式で、和室から見る庭園も風情がある。

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 最長400年もする盆梅が今年も見事に咲いていて、感動した。花も毎年少しづつ異なる色をみせてくれているようだ。

 盆梅展のはじまりは、盆栽作りの名人高山七蔵が自分が持っている盆栽を、長浜市に寄贈して、1952年からはじまったという。戦後のすさんだ社会で、少しでも多くの人が盆梅を観て、よろこんでくれることを願ったという。長浜市が保管し、日々の手入れをして育ててきたそうだ。

 

 

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 今年は、この盆梅展を初めて観るという友人とでかけた。長浜の街をぶらぶらした。タイムスリップに入ったような気分で、昔の日本と現在の間を行き来した。黒壁スクエアではガラス製品がたくさんならんでいた。西洋と日本の交差した時代も反映していた。なぜか素敵なエミール・ガレの作品もここにある。多くの夢を与えてくれる作品たちに出会えた。

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2月11日 テレビが面白くない

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 最近、テレビ番組はおもしろくない。NHK国会中継も安倍政権の圧力によって流さなくなった。少なくとも国会で何が議論されているのかをマスコミは伝える義務があると思うのだが。メディアは安倍政権からの圧力に屈している。さらに、不思議に思っているのは、朝やお昼のテレビ番組では、安倍政権にべったりのジャーナリスト田崎史郎氏がなぜ起用されるているのかだ。不思議でたまらない。コロナウィルス感染に関しても、田崎氏は政府の味方をして、「がんばっている」と言った。そういうコメントが必要なのではなく、どうすればこの問題を打開することができるのか、そのための行動はなになのかを考え出すことが大事ではないか。

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 現在、海上で停泊中のダイアモンド・プリンセス号に乗船している約3700人中、2月10日現在で、135人が新型コロナウィルスに感染していることがわかっている。全員に対して検査が追いつかないという。あのような閉鎖空間に多くの人を閉じ込めているだけでも、どんどん感染していくだろうし、不衛生な環境のもとでは次々と別の病状をも悪化させる環境にあるのではないかと、乗客でなくとも不安になる。高齢者は毎日何らかの薬を飲んでいる。その薬もきれているという。そのような薬を調達するのは簡単なことだろうに、それさえ対応できないでいるという。

 クルーズ運営会社は、乗客に全額を払い戻すと発表した。さらに次のクルーズ代金も無料にするという。裁判を遅れて、代金の払い戻しをいち早く宣言したが、今回の二週間近く3700人の乗客を船に閉じ込めるという方針はいいのだろうか。誰も費用のことよりも、ウィルス検査をし、必要な薬を手にして、狭い空間から開放されたいだろう。

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 一方飛行機で中国から帰国した人たちは、全員がウィルス検査を受けている。この差は何だろうか。

 私自身は、用事がなければ、外には出ないようにしているが、国内外の観光客は極端にへっているし、バスでも地下鉄でも座席が空いている。

2月5日 久しぶりに読書会に

 5日、夜6時半から東華菜館で「紫野の会」があった。元京都新聞社に勤務する永澄憲史さんが世話役をされている。今回は小野田風子さんがアフリカ文学の話をされたので、是非にというお誘いだった。この会は、メディアで仕事をする方や、大学で勤務する研究者や、文化人など様々な分野の人が集まる。小野田さんはスワヒリ文学の若手の研究者。私たちが長年やってきたアフリカ文学研究会の事務局も手伝ってくださっている。とてもわかり安い話だった。私が辿ってきた道を振り返るいい機会だった。ときには、刺激的な話もいいものだと思った。

 東華菜館のお料理は、これまで何度もいただいているが、年のせいかもしれないが、大勢でいただく中華料理、油こく、あまり美味しいとは思わなくなってきた。お料理よりは懐かしい方たちと久しぶりにお会いできたことがよかった。

 6日、午前中はリハビリに行く。肩の筋肉切断による腕が上がりにくい状態から、リハビリのおかげで、かなり動くようになった。ありがたいことだ。

 豪華客船にさらにコロナウィルス感染者が出たという。密室のような空間に大勢を留め置くことは、どんどん感染者が広がるのではないかと思う。どんな手立てがあるのだろうか。

 安倍首相は「桜を見る会」の前夜祭の参加者とホテル側との一対一の契約だと主張しつづけたが、論理破綻した。今後どうなるのかしっかり注目したい。「嘘」や「ごまかし」はいけない。

 京都にもコロナウィルス感染者が出たとのニュースがあった。中国人観光客向けのお土産屋さんの店員さんだという。そのせいか、京都のバスの中、地下鉄ではマスクをしている人が増えた。8割方がマスクをしている。

 うがいと手洗いは欠かさなくなった。常備しているイソジンのうがい薬を使っているが、予備にイソジンを購入してきた。

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マスクには不織布がいいと書いてあった。ガーゼはホコリや菌を通すが、不織布はブロックするというので、マスク用の布に接着芯をはりつけて縫った。しっかり目のマスクができた。

手縫いでも簡単にできる。布を折りたたんで、両端にゴムを通すようにしておけばいい。超簡単なので、マスクを作るといい。