朝は小雨だったが、久しぶりに植物園を散歩した。植物園のあちこちで、木が倒れていたり、枝が折れて無残な姿で大木から垂れ下がっていたり、痛々しい光景が見られた。あちこちで立ち入り禁止になっていて、先の台風の大きさを物語る。
小さな花たちも風雨に晒されただろうが、健気に咲いていたのは救いだった。ジンジャーの花が辺りを元気付けるように咲いていた。
我が家のペランダは、植木鉢がひっくり返ったが、それほど被害はなかった。だが、ところどころ枯れてしまったり、萎えてしまった花があった。そのあとに菊の花を植えてみた。初めての試みだが、秋らしい味わいがある。ヌスビトハギが知らない間に咲いていた。どこかから種が飛んきたようだ。イヌタデもあちこちで知らない間に咲いていた。イヌタデはいつも雑草扱いされるが、可憐で愛おしいので私は好き。最後の写真は植物園に咲いていたオオケタデ。タデアイ(アイタデ)は昔から藍染に使われてきた。インドやアフリカでも見られるので、早くから人間生活に密着して文化を作ってきたのを思うと愛おしい。