Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

Netflixでフランス映画「アメリ」をみる、ウクライナ情勢はどうなる?

 外は時どき雪が舞っている。寒いので自宅で一日中過ごす。お昼からはNetflixでフランス映画「アメリ」を観た。ジャン=ピエール・ジュネ監督の2001年の作品。多くの賞を得たそうだ。アメリは医者の父親から毎月診察を受けていた。父への愛から心臓がドキドキするので、子供の頃には心臓病と診断され、学校にも通わせてもらえず、自宅で学ぶ。若い頃に母親を交通事故で亡くした。空想の世界で生きてきた。パリで一人暮らしをすると、アパルトマンに住む人たちの日常生活がアメリの観察と空想で広がっていく。たまたま自室で元住人の少年が思い出の品を詰め込んだ箱を見つける。その箱の持ち主を探しだし、出会うことになる。ロマンスとサスペンスが入り混じったようなストーリの展開が面白い。パリジェンの日常生活が描かれていて、なかなか心理的な駆け引きのある作品だった。

 フランス語は断片的にしかわからなかったが、モンマルトル周辺の景色は嬉しかった。初めてフランスを訪れた1995年1月1日に、夕陽に照らされたサクレ・クール寺院が黄金色に輝いていて、何か救われたような気分になった。直ぐ横にあるモンマルトルの丘は、芸術家たちを引きつけた場所だけあって、ルノアールゴッホユトリロドガピサロモディリアーニロートレック等などが集まってきた。キャパレーのムーラン・ルージュも一世を風靡した。1920年代にアメリカ人作家ヘミングウェイらもピカソらと、そこで新しい時代にふさわしい芸術を生み出すべき議論を重ねていた。エディット・ピアフイブ・モンタンらもここで活躍した。

 ウクライナ情勢が毎日報道されている。ロシアのプーチン大統領が、ルガンスク州ドネツク州がウクライナから独立することを宣言したと報道があった。まるで戦争が勃発しそうである。NATOとロシア軍の対立構造がここしばらく続いていて、まさに1発触発の緊張関係が続いている。メディアや政府が主張する情報だけではどちら側の言い分が正しいかはわからない。まさに世界第三次世界大戦をも想起させる戦争が勃発するのではという人たちがいる。ウクライナ内にある「ドネツク民共和国」「ルガンスク人民共和国」の独立に異議申し立てをしているウクライナに対して、ロシアが侵攻した場合にNATOは黙っていないだろう。アメリカのバイデン大統領はロシアに対して経済制裁を発動すると宣言した。プーチン大統領は何を目論んでいるのだろうか。

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 お昼ご飯はお弁当にした。朝の片付けの時にお昼のお弁当を作っておいた。卵焼き、辛子明太子、ほうれん草のお浸し、ポテトサラダ、筑前煮とおにぎり。作り置き野菜類が役立った。お味噌汁と一緒にお弁当を食べた。本当は、お弁当を持って外に出て、どこかで食べたいほどだが。。。ピクニックに出かけた気分で。