Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

5月5日 「子供の日」の「いずれ菖蒲か杜若」

 今日は「子供の日」だが、あいにくの雨。うちには男の子がいなかったのだが、娘が小さい頃、「なぜうちには鯉のぼりがないの」と聞かれた。画用紙で鯉の絵をかき、棒に貼り付けて、窓から外につけたものだった。遠い昔の話。お雛様も端午の節句も長い歴史の中から生まれてきたもので、一つの文化を作ってきた。「子供の日」に菖蒲湯に入るのは、消毒作用の強い菖蒲湯に入り、健康と成長を願った昔の人の生活の知恵だった。

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 あやめと菖蒲とカキツバタの違いが我が家では議論になった。あやめもしょうぶも、同じ「菖蒲」という漢字を使う。ますます混乱するが、私が知っているのは、水辺で咲くか乾燥地で咲くかの違い。あやめは、乾燥地。ショウブは水辺。なんとショウブはサトイモ科。あやめはアヤメ科。分類が違う。カキツバタは杜若と書かれ、アヤメ科。ややっこしいが、どれも同じく見え、可憐なお花だ。写真は数年前の大田神社のかきつばた。

 モネが愛したのは、アイリスで、「モネの庭・アイリス」は有名。比叡山山頂にあるガーデンミュージアムにはモネの庭が再現されている。ジャーマンアイリスだと聞いたことがあるが、アヤメ科で、日本をこよなく愛したモネは、日本のあやめに刺激されたという。車を持っていた頃はお弁当を持ってよく出かけたが、いまでは遠のいてしまった。

 アメリカに住む友人が久しぶりにFacebookに投稿した。「みなさん、いかがお過ごしですか?私はやっとホームシックから来たボケから回復し、今は古希オハイオ便りを頑張って書いています。こちらの生活にも慣れましたが、やはり人間は歳をとると生まれた国が恋しくなりますね。今はコロナで世界中が大変ですが、少し収まったら帰国したいと思っています。」お元気なのは、なによりなので、すぐに返事を書いたがいつみてくれるのだろうかと思いながら。

 今朝から小雨が降りつづいでいるが、北大路の大垣書店NHKラジオ講座のテキスト「まいにちフランス語」5月号を買いにでかけた。ついでにぬか漬け用のぬかを買った。しばらくぬか漬けをやめていて、冷蔵庫に入れておいたままだった。一見使えそうだったが、全部捨てて新しく糠床を作り直すことにした。糠床用の壺にいれて、毎日朝晩かき混ぜていたが、二人だけの食卓には毎日きゅうり一本と茄子一個は多すぎた。それで昨年は途中秋が過ぎてからやめた。タッパーにお漬物を入れたままの糠床を、半年ほど冷蔵庫の中にいれたままだった。ときどき食べればよかったが、すっかり忘れていた。ぬか漬けは美味しいし、発酵食品なので身体にもいいはず。また始めよう。