Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

9月15日 植物園を散歩する

 朝は小雨だったが、久しぶりに植物園を散歩した。植物園のあちこちで、木が倒れていたり、枝が折れて無残な姿で大木から垂れ下がっていたり、痛々しい光景が見られた。あちこちで立ち入り禁止になっていて、先の台風の大きさを物語る。

 小さな花たちも風雨に晒されただろうが、健気に咲いていたのは救いだった。ジンジャーの花が辺りを元気付けるように咲いていた。

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我が家のペランダは、植木鉢がひっくり返ったが、それほど被害はなかった。だが、ところどころ枯れてしまったり、萎えてしまった花があった。そのあとに菊の花を植えてみた。初めての試みだが、秋らしい味わいがある。ヌスビトハギが知らない間に咲いていた。どこかから種が飛んきたようだ。イヌタデもあちこちで知らない間に咲いていた。イヌタデはいつも雑草扱いされるが、可憐で愛おしいので私は好き。最後の写真は植物園に咲いていたオオケタデ。タデアイ(アイタデ)は昔から藍染に使われてきた。インドやアフリカでも見られるので、早くから人間生活に密着して文化を作ってきたのを思うと愛おしい。

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掃除はいい運動になる

 白内障の手術をして、近くのものがよく見えるようになった。すると気になることが増えた。白いものは綺麗な白に見えるので、そこにゴミやほこりが付いているとすごく気になる。これまでやり過ごしてきた掃除の手抜きが目に余る。気がつくと雑巾を片手に持ってあちこちのゴミを拭き取っている。

 台風の影響で窓ガラスがとても汚れていた。ガラス拭きのスプレーをかけ、ゴミや汚れを浮き上がらせて、雑巾で拭き取る。さらに乾いた雑巾で二度拭きをすると、すっきりと透明のガラスになった。この作業は身体全体を使わないといけないので、いい運動になる。家事はいい運動になると言い聞かせる自分に、少し笑えてくる。 

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北海道で起こった地震の生活再建に日本政府は5億4000万円を予備費から出すことを決めた。しかし、海外やイバンカには何十億のお金を拠出しているが、日本の人たちへの支援は少なすぎる。こんなことではどうにもならないだろう。

 北海道の人たちは20%の電気節電を求められているという。20%の節電となると冷蔵庫の開け閉めに電力を要するので、保冷シートを冷蔵庫の内側にカーテンのようにするといいとか、薄暗くして暮らすとか、テレビの線をその都度切っておくとか、電気釜をつけっぱなしにしないとか、いろいろと工夫はあるようだが、なかなか日頃にしていないことはできない。

 だが、一度土鍋でご飯を炊くことにした。実際には二人でお米は一合しか食べないので、炊いてみた。南アフリカで暮らしていた時には、薄いお鍋でご飯を炊いていた。結構うまく炊けたので、土鍋ならばもっと美味しく炊けるに違いない。食べきりで炊いたご飯が余ることはない。わずか15分ほど火にかけておき、あと蒸らすだけなので、火を止めて放っておけばいい。この15分は台所仕事をしながら、ちら見で済むので、それほど苦痛ではない。それがこちら。よくできました。

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台風の爪痕その2

今度の台風は近畿地区に大きな爪痕を残した。日が経つにつれ、その被害の大きさが明らかになっている。そんな矢先に北海道で大きな地震があった。電気、ガス、水のライフラインが切断され、未だに生活が成り立たないでいるところが多くある。実際に京都の街もあちこちで大木や無数の枝が折れている光景が目につく。

 下鴨の我が家では、電話回線がおかしくなった。インターネットが繋がらなくなり、パニック状態であれこれやってみた。だがうまくいかない。いつもなら、一旦切断されたら、再接続をすれば済む。2日間の格闘でやっと分かったのは、NTTから来ている電話線がどうも怪しいことが判明した。家のライン電話は外からも内からもかからなくなった。NTT西日本に連絡するが、受付の電話番号に何度かけてもかからない。別の電話をかけると、その電話は岡山のNTTが受け取り、対応してくれた。そして最終的には、私が何度もかけていた番号を与えられた。すぐさま、その電話はいつも話しh中になっていて、繋がらないことを知らせると、その岡山の係から「お客様窓口」に取り次いでくれることになった。だが、本日中は無理かもしれないと言われた。結局最短で9月30日に電話工事の方が調べに来ることになった。その間、電話もネットも使えない。この時勢で全く不便なことだ。

 このように、大きなニュースにはなっていないが、近畿で多くの家の電話に不都合が発生している。暴風雨で電話回線が切断されたり、家が倒壊で電話が繋がらない状態になっている。多くが携帯電話を持ち、家の電話には頓着がないのかもしれない。だが、うちのように古いインターネット回線を使っているので、電話は普段ほとんど使うことがなくなっているが、ネット環境を維持するには、電話回線が必要だ。

 上賀茂のマンションでは、電話回線をやめて、光フレッツに切り替え、どの部屋からもスムーズにWiFi環境で接続できるのと、今回の暴風雨も建物によって守られてきた。だが、古くから住んでいた木造の家ではいろんなことが起こった。

 結局、夫のコンピュータは下鴨の家で作業用として使っているが、メールができないのでは、仕事の連絡がつかなく、困るので急遽、上賀茂のマンションに使っていないコンピュータを復活させ、メールとインターネット用に設定した。

 こんなことで時間と労力を使わなければならない。被災者の方たちのことを思えばこの程度で済んだが、北海道では未だに地震が続いている。火山灰の上にできた山肌の地滑りとはいえ、唖然とする光景がテレビで映し出されるたびに悲しくなる。

 それにひきかえ、政府は何をしているのだろうかと怒りがこみ上げてくる。安倍首相の言葉はあまりにも無責任で、言葉だけ羅列しているようで、全く人間味がない。モリカケ問題で象徴しているように、「真摯に受け止め、きちっと説明をしていく」というが、全く何の説明もなく、責任もとらない。

 こんな中、『本院は、安倍内閣を信任せず』(第三書館)の本を読んだ。2時間43分に渡る枝野幸男(立憲民主)の国会演説である、衆議院本会議の内閣不信任案議事録(7月20日)。各党の姿勢、各議員の立場がよくわかった。

 こんな時期に安倍首相はロシアに出かけた。国民が大変な時期に、のんきに会食をしたり、ゴルフをしたり、自己アピールのパフォーマンスには余念がない。あ〜あ〜あ〜とため息が出る。

 

台風の爪痕

 台風一過というが、まさに台風が過ぎ去ると数時間前に起ったことが、嘘のように思える。だが、テレビのニュースで次々とあちこちで起こったことが放映されると、今回の台風の規模は凄まじいものだった。京都では下鴨神社では何本もの大木が倒された。平野神社の本殿がペチャンコに押しつぶされた。京都駅ビルの天井のガラスが落下した。幸い大きな事故にはならなかったが、いつも人が沢山いる場所だけに、ぞっとした。

 大阪では凄まじい被害が続出。神戸でも。物置小屋が風で吹っ飛ばされたり、クレーンが折れた。駐車している車が吹き飛ばされたり、燃えたりと考えられないことが起こった。コンテナも燃えた。マグネシウムが入っているコンテナに、消火の水をかけると、爆発する恐れがあるので、コンテナに近づけないし、水もかけられないという。誰もがじれったくテレビ画面を見入った。

 テレビや新聞などのメディアの役割はこういう時の対応や何処で何が起ったかをいち早く知らせることだろう。それに対して政府がどう対応するかも知らせるべきだ。こんな大変なことが起こっているのに、安倍首相は総裁選の為に東京を離れていた。大事な時に、飲み会に出席していたり、地方遊説に出かけたりと、自己保身しかない。自民党はそんな無責任な人を総裁にしようとするのか。しかも安倍に投票することを誓約させているとは、驚きだ。今回の災害を受けて、石破さんは総裁選を延期すべきだと主張している。ごもっともだが、自民党はそんなことはしない。むしろどさくさに紛れて、安倍を総裁にするのだろう。嘘をついても、事実を捻じ曲げても、嘘を本当らしく改竄しても、何がなんでも「安倍」というのは、まるで、何かの信仰のようなものだ。まともな政治ではない。

 

 午前中はベランダの掃除と台風でひっくり返った植木鉢の手入れをした。暑くもなく、秋らしい空気に感謝しながら。台風の時にはバラの鉢は倒しておいた。今回初めて支柱を立てて枝を支えた。ピンク色の花はカクトラノオ(またはハナトラノオ)。宿根草なので、タネが飛んでプランターで育ったもの。

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風で吹き飛ばされた葉っぱやポットの中に生えた雑草や枯葉などをきれいに手入れをした。暑い夏と白内障の手術のために手入れをしていなかったが、ようやく手入れができた。

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9月4日台風関西直撃

9月4日午後から台風が関西を直撃した。神戸に上陸し、大阪、京都で大きな被害が出た。あちこちでの被害状況はなかなかわからない。うちではテレビのアンテナがどうにかなったのか、デジタル放送は映らなくなった。iPadでテレビ・ライブを見ていたら、関空が海水で浸水しているとのこと、びっくりした。多くの人が冷房のない関空のビルに閉じ込められ、いつそこから脱出できるかわからないそうだ。なんと脆弱なことか。毎年人工島の関空が沈下しているという。危なかしい空港なのだ。

 我が家のベランダの植物は完全にひっくり返され、散乱していた。

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またもや白内障

28日、もう一方の白内障の手術をした。一週間前に右目を手術をしていたので、あまり緊張はなかった。翌日に眼帯をとったときには、白いはっきりした世界を両目で見ることができた。これでしばらくはメガネなしで暮らせそうだ。

病院食はシンプルだがカロリー計算はきちっとしているようだ。夕食は野菜の炊いたものや炒めたものが多い。朝食は野菜と果物と卵と牛乳。

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 家の帰ってみると、家中が明るくみえた。同時にほこりまでもよく見えるし、窓ガラスの汚れもひどい。仕事部屋の混乱は暑苦しいほどだ。なんと不要なものを溜め込んでいるのだろう。不要な郵便物、雑誌、小物を整理する。机の上だけでも不要物を取り除き、コンピュータでの作業がスムーズにできるようにした。コンプータの画面の右上にテレビ画面を出して、アジア大会の競技を見ながら、ブログを書いている。しっかり文字が読めたり、書けたりするので、なおさら嬉しい。

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日本体操協会はどうなっているのか。協会は、宮川紗江選手のコーチ速水佑斗を無期限のコーチ登録抹消処分にした。18歳の宮川選手はコーチの一部暴力は認めたものの、パワハラとは考えていない。それどころか、日本協会の塚原千恵子女子強化本部長と、その夫の日本協会副会長の塚原光男に呼び出されて、むしろ「五輪に出られなくなる」と脅されたと主張した。この出来事の裏には何があるのか、よくわからないが、スポーツ競技が権力闘争の道具となり、強化選手の囲い込みや取り込みを行っているのが露呈したように思う。まさにパワハラ構造である。日本で開催されるオリンピックに向けての国威高揚や国力の強化などが見え見えで、選手の努力や実力などを利用した権力闘争のようにも見えてきた。安倍政権がやってきたと同じ構造ではないのかと思うのは私一人ではない。

 

白内障の手術後

メガネなしの生活がはじまった。何十年ぶりのメガネなし。若いころは流行りたてのハードのコンタクトレンズをしていた。いろんなエピソードがある。試験当日、電車のなかでコンタクトレンズがずれて、落とした。探す時間がなくあきらめた。家のなかでもなんども落としている。花火の夜にコンタクトレンズを落とし、その場所をしっかり頭に記憶しておいて、翌朝その場所に行き、1分でみつけた。大勢の人がでていて、踏みつけてもおかしくないが、無傷だった。いろいろとあったが、年をとり、レンズよりはメガネが楽だったので、もう何年もメガネをかけていたが、そのメガネから開放された。本当になんだか不思議だ。

 ゴミやホコリがよくみえるようになったと、白内障の手術をした友人が言っていた。そのとおり。あちこちのホコリやゴミが目につく。冷蔵庫の表面の汚れていること、食器棚のホコリ。洗面台の水の汚れ。床の汚れ。などなど。一度には大掃除ができないが、少しづつ綺麗にしほうと思った。こういうときに一番役にたつのが、高圧洗浄機の掃除機。水だけ入れておくと、高圧の蒸気を吹き出して、油のような粘り気のあるものは、高温で溶かしてくれるので、それを雑巾でさっと拭き取ればいいだけだ。コンパクトなので、どこにでも持っていけ、手間いらずで綺麗になる。

3週間の夏休みのあと、フランス語の授業がはじまった。なによりもテキストの文字が苦労なく読めるのが嬉しい。みなさんの顔の表情までしっかり見えている。