Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

3月10日 バイバイ原発3.10きょうと

 3月10日、午後1時半から3時まで円山公園の音楽堂で「バイバイ原発3.10きょうと」集会とデモに出かけた。あいにくの雨で、1200人ほどが集まった。例年だと会場に5000人は集まる。原発賠償京都訴訟・原告団や安楽知子さん(40年廃炉名古屋訴訟市民の会事務局長)、衆議院議員の山崎誠さん(超党派議員連盟原発ゼロの会」世話人)がスピーチをし、自民、公明、維新以外の各政党から、政党を代表して決意表明があった。安倍内閣の異常なまでの原発稼働推進のごり推しを絶対許せないと思った。経済界と癒着して、経済優先の政策では、子供、若者、老人など弱者が切り捨てられ、生活が困窮している。世界の動きは、原発を廃棄する方向で進んでいる。日本は原爆の被害、凄まじい原発事故を経験している。これらからの教訓から何も学ばないのだろうか。誰にでもわかることを、無視してごり押しする安倍政権は何を求め、どこに進んで行こうとしているのだろうか。先日も委員会質問で、「私が国家です」と答えた安倍は狂ってしまっている。誰も止められないのが不思議だ。

 3時から祇園から西に歩き、河原町四条を北に右折して市役所までデモ行進をした。大勢の観光客が珍しそうに、カメラを向けていた。

f:id:mwenge:20190311144347j:plainf:id:mwenge:20190311144353j:plain

f:id:mwenge:20190311144446p:plain

最後の写真は、福島県南相馬市の中学生作詞の合唱曲「群青」を京都うたごえ協議会の人たちが歌っているところ。福島第一原発から半径20キロ圏内にある。卒業式を終えた直後に被害にあい、同級生2名をなくした。その後は子供たちは散り散りになった。そうした状況の中から生まれた歌だそうだ。

 

f:id:mwenge:20190311154136j:plain

 デモの後、友人と久しぶりに画廊「ヒルゲート」に立ち寄った。水上勉さんの展覧会最終日だった。素晴らしい達筆と挿絵、昔の京都の街の風情などを描いたものなどが展示されていた。「ヒルゲート」を始めるきっかけとなったのは、今のオーナーのお母さんに、水上勉のアドバイスがあったからという。今のオーナーの人見ジュン子さんとは長年の知り合いで、以前に購入したことがある陶芸作家の角りわ子さんも長野からきていた。りわ子さんは水上さん主宰の甚六山房(長野)で作陶をされていることもこの時初めて知った。もしかしたら、人見さんから説明を受けていたのかもしれないが。水上さんもりわ子さんの作る作品を日常使いし、とても気に入っていたという。

 私が持っている小さい方の作品は一輪挿しに使い、大きな方はお惣菜を入れて普段使いしている。どんな料理にも合うので気に入っている。2日前が水上勉さんの誕生日で生誕100年。