Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

アップルタルトをつくる

 久しぶりに大原の朝市にでかけた。昨夜から降り出した雪が大原一帯を覆っていた。寒さがひときわ厳しい朝だったために、店も人の出も少なかった。お正月の花はいまだに元気に咲いているけど、気分転換に新しいお花が欲しいと思った。いつものお花屋さんはお休みで、残念だった。おいしそうな壬生菜(水菜)を買った。
 水菜は京都が原産地で江戸時代から作られているそうだ。葉っぱにきざきざの切り込みが入っているのが一般的だが、もともと京都の壬生で作られていた壬生菜は葉っぱに切り込みがなく、先が丸く細長いが、これも水菜の一種だそうだ。人参の千切りと豚肉を炒め、ぽん酢で味付けをする。最後に壬生菜を加える。超簡単な京都のお惣菜。

 毎年長野のりんごを送ってくださる方がいる。もみがらの中にりんごがぎっしり詰っていて、いつまでも新鮮さを保てる。私の家では、りんごは常備食でおやつにもなるし、食材としても大活躍。キャベツとりんごのみじん切りをマヨネーズと塩こしょうで和える簡単なコールスロー。ポテトサラダにも必ずりんごとレモン汁を入れる。ちょっびりの甘さと酸っぱさがなんともいえない。甘さをおさえたリンゴ・ジャムは最高。等など。


 今回はアップル・タルトを作った。タルトの生地は発酵させなくてもいいので、簡単につくれる。
(1)小麦粉、卵、バター、砂糖、塩を混ぜるだけ。タルト台に生地を張りつけ、オーブンで12分ほど焼く。
(2)リンゴを扇形に切り、ほんの少しの砂糖をまぶして、しばらく果汁が出てくるのを待って、お鍋で煮詰める。
(3)生クリームと卵を混ぜ、バニラエッセンスを少し入れる。
(4)タルト台に(2)のリンゴを並べ、上から(3)を流し入れる。オーブンで15分ほど焼く。

 南アフリカにいるとき、友人の誰もがパーティ好きで週末になると人が集まってくる。サラダを持ってくる人、デザート係、メインの料理係とそれぞれの役割が決まっている。インド系の人たちの集まりの場合、何時間もかけて作ったブリアーニを持ってくる人もいる。チキン、ジャガイモ、ゆで卵、など等がお米の間から次々にでてくる。まるで玉手箱を開けるような楽しみがある。
 あるとき、友人の家に招かれたことがあった。デザート作りのお手伝いをした。あまりにも簡単で、しかもおいしい。多くが糖分のとり過ぎに注意しなければならない年齢になっているので、デザートの心配りにも嬉しかった。家にある果物で、しかも簡単にできるので、よく「マイ・タルト」を作るようになった。


 ついでに、ひじきの煮物も作った。(1)ごぼう、人参、干し椎茸、薄あげを出し醤油とみりんで煮る。(2)ひじきをよく荒い、ごま油で炒める。(1)を加えて、炒り煮する。超簡単なおばんざいなので、箸休めにいい。