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Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

NHKスペシャルドラマ 戦後70年「一番電車が走った」

8月10日、NHKスペシャルドラマ 戦後70年「一番電車が走った」は放映された。広島NHK局は、とてもすばらしい番組を放送していると思った。

原爆投下後の広島を扱ったドラマ。広島には8月6日に原爆が投下され、焦土と化した。電鉄会社の社員たちは翌日から、市内の中心地を走っていた路面電車の復旧作業を始めた。並大抵の作業ではなかった。ぐちゃぐちゃに切断された電線や線路の復旧は並大抵の作業ではなかった。被爆から3日目の8月9日には一台の路面電車が走った。

 運転手は、まだ10代半ばで、電鉄会社の家政女学校で学びながら働く少女。男性の運転手は戦地にとられ、銃後の守りをする若き女だだった。70年前の実話に基づくドラマ。離ればなれになった家族を探しまわったり、食料品を運搬するには、電車が必要だった。運転手は焦土化した町、多くの人が息絶えている姿、真っ黒焼けになった死体を目にすることはどんなに辛いことだっただろうか。

 被爆者のみが語りつぐができる重要な歴史の証言に真摯に耳を傾けたい。広島・長崎の経験や声を無視してはいけない。原爆投下は戦争が作り出したもの。絶対戦争を二度と繰り返してはいけない。原爆の被爆国である日本が世界の先頭にたって、「非核三原則」を主張し、核廃絶を訴える責任がある。

 東北も福島も復興が進んでいない。そんななか、川内原発の稼働は必要なのだろうか。戦後の広島に一番電車が走ったこととはまったく違う。