Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

8月12日 ネヴィル・アレクサンダーの資料

フラットの雑用をするアニーに電話をかけた。このフラットは、この15年ほど利用している不動産屋にお願いして探してもらった。とても気にいっている。もう10年ほど前にケープタウンに2ヶ月ほど滞在したときのフラットから1、2分ほどのところにある。明日から娘家族がやってくるので、ソファーベッドをベッドにし、ブランケットをもってきてもらうようお願いした。
 朝9時半頃に電話をしたら、10時には来るということだった。しばらく待ってもなかなか来ない。アニーはこのフラットの鍵をもっているし、私の用件はわかっている。11時になっても現れないので、メールチェックに出かけようと車に乗り込んだときに、電話がかかってきた。とにかくフラットの戻ってみた。
 アニーは少し年齢が高く、足が悪くて歩きづらそうだ。いつも娘が一緒なのは、母親を助けているという。とにかくケープタウンに来て、一週間たったが、雨の日が半分で、快晴になるのは稀にしかない。寒くて震えていることもある。アニーにブランケットをもう一枚お願いした。寒いのならということで小さなストーブを持ってきてくれた。とても親切でありがたい。アニーはミルナトンに住んでいるという。毎朝バントリ・ベイまで時間をかけてやってくる。ミルナトンは新興住宅地でケープタウンの町中までやってくる通勤者の車が渋滞して、とても混雑することで有名だ。アニーは遠慮がちに私にフラットに何時に来れるか正確な時間を言えなかったと詫びていたが、私は通勤者の苦労はよくわかる。交通渋滞は普通では考えられないほどひどいものだ。
 
 一段落たって、昨日の残り物(手巻き寿司)と果物をもってケープタウン大学に行く。ようやく連休明けで大学でメールチェックと資料を探すことができるようになった。図書カードを忘れてきたので、ITサービスで発行してもらっていたID番号を示して、無事に入館できた。
 図書館にネヴィル・アレクサンダーの資料がすべてあるので、閲覧できるとカレンから聞いていたので、早速尋ねてみた。いろいろ調べてもらったあげくに、Special collectionのセクションにあるとのこと。別棟の資料室に向かう。本来は未整理なので見ることができなののだが、特別の計らいで見せてもらうことになった。ネヴィルの個人的な写真や手書きの資料などがいくつもの箱やプラスチックの箱に分類されていた。またファイルも丁寧に分類されていた。これまでネヴィルの人生や研究や社会活動などを思うと、感傷的になった。
 ネヴィルの追悼文を掲載したパンフレットを読む。ネヴィルについて知らなかったことが一杯あると思った。もっといろいろと教わっておけばよかったと今さらながら後悔。