Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

10月30日 秋の気配をーー大原の朝市

日曜日の朝は大原の朝市通いからはじまる。一番の楽しみは大原の里山の木々や野に咲く花々と出会えることだ。素朴な花々が凛と自然のなかで咲き誇っていると思わせてくれる。「さくらたで」(写真左上)「おおけたで」(写真右上)「藍」「ミズヒキソウ」などタデ科の花の美しさを感じる。道ばたに健気に咲いている「イヌタデ」に対する見方も大きく変わった。「蓼食う虫も好きずき」といわれるほど、蓼の葉っぱや茎は独特の辛みがあり、鮎には蓼酢がつきもの。蓼と藍とは、微妙に違うことを教えられたのも大原の朝市でだった。見た目には分からないが、大原に住む花屋さんにはキュウリとウリほどの違いが明らかだ。
 この日曜日には「ツリバナ」(写真下段)に生まれて初めて出会った。つり下がった朱赤の種子はまるで花のようにも見えるので、このような名がついたのだろう。