Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

8月19日、お花見に出かける

 ケープタウンから300キロほど離れた、西海岸沿いの小さな港町Eland’s Bayに行く。目的は写生と春を告げるナマカランド・デイジーなど野の花々が咲き始めたのを見るため。朝8時すぎに友人と猫と一緒に出発。途中猫をCeresの近くに住む友人の家に預けて、Eland’s Bayに向かう。途中、道路沿いに咲く花を眺めたり、鳥を見ながらの旅。友人はバードウォチャーで珍しい鳥を見つけると、車を止めては双眼鏡で観察。私はその間、道路脇のかわいい花々を見ている。それぞれの興味をそがないように、お互い距離をとりあう。20年来の友人だ。 
 途中で、昼食をとる。南アフリカでは長時間のドライブでは、必ずランチと果物などを持って行き、途中景色のいい所でピクニックとなる。朝から巻き寿司を作り、ランチに持って行く。南アフリカの友人の大好物でもある。
昼食後に私は風景をスケッチする。ポイントだけに色付けをしておく。後から写真をみながら、色を塗ることになる。
道路脇にはチンチェリンチを見つける。何年も前に友人から教えられた名前だが、その音の面白さと花の可憐さが印象に残っている。

遠くにはオレンジ色や黄色のナマカランド・デイジーが花の絨毯となって見える。春が近づいたのだと実感する。今日は久しぶりに太陽が輝き、空が澄み切っているので、花々はみんな太陽の方に向いていた。夕方には花びらを閉じ、眠りにつくのだが。

 久しぶりにケープタウンの町から離れ、小さな農村の町を眺めながら、南アフリカの広大な土地と、豊かな自然に感慨深いものがある。