Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2月25日 北野さんへ

京都の北野天神は毎月25日に露天がたつ。菅原道真公を祀り、京都の人たちは「北野さん」と親しみを込めて呼ぶ。「東風吹かばにほひをこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」と詠った道真公を偲び、市がたつ。とくに2月25日は、梅花祭で賑やかだ。高校時代からの友人と北野天神の梅を観に行く。梅はちょうど5分先だったが、お日様が高くのぼるにつれ、梅の花はつぼみから変化し、とても愛らしい花を咲かせていた。ほのかな香りにつられて、つい花心に顔を近づけたくなる。
いま、NHK大河ドラマ「江ー姫たちの戦国」に登場する秀吉は、この北野神社で大茶会を催した。秀吉の茶人だった千宗易千利休)は、茶の思想が対立し、秀吉の命により自害させられた。千利休大徳寺に祀られる。秀吉のなりふりかまわない姿は「いと哀れ」。