Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

ルームシューズを作る

 昨年の夏にルームシューズを作った。NHKのTV放送にあった趣味の時間で学んで、自分でつくってみた。靴下のように足を締め付けないし、底に滑り止めをつけたので、すごく歩きやすい。いくつかは友人や知り合いにあげて、よろこばれた。

 今年も作ってみた。底の滑り止めは100円ショップに売っているので、それを利用し、布は家にある残り布で作った。左端は綿の手ぬぐい、真ん中はガーゼの布、右端はソレイアードの残り布。木綿の布なので簡単に洗濯ができるのもいい。

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夜、サッカーの試合をみた。オーストラリアとの対戦だったが、どちらのチームもワールドカップに出場できるかどうかの厳しい戦いだった。

 日本は前半、後半ともに1点をとった。若い選手がみごとにゴールをきめた。手に汗をにぎる試合だった。最初から相手を圧していたように思う。

 麻生太郎副総理のまたもや「ヒトラー崇拝」と取りかねない発言が、物議をかもした。自民党の政治家たちは歴史を学ばないのだろうか。むしろ戦争への道を作ることを政治使命としているような時代錯誤の考え方で、とても危険。北朝鮮のミサイル発射は、許しがたいことだが、まるで戦争状況を作り出そうとする日本政府の態度やメディアやらの取り上げ方に、脅威を感じる。

 

習字のおけいこと炭酸水(8月29日)

 8月29日、お習字のおけいこに行った。6世紀の頃に生まれた中国の千字文から「容止若思」の文字を書いた。

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容止若思(ようしじゃくし)は、「立居振舞は、物を考えれいるよう厳かにしなさい」という意味。この後に「言辞安定」(言葉を出すときは物を考えているよう厳かにしなさい)がつづく。

 中国の文字には倫理や行動指針を表す。文字そのものの美しさに見惚れるが、文字の組み合わせに意味があるのが面白い。

 最近では習字教室がウィングス京都に変更になったので、お習字終了後には数年前にできた「八百一」に寄って、夏野菜を買う。最近はパリパリ胡瓜を作ってよく食べる。水分ばかりのように見えるが、血管を丈夫にする作用があるという。料理番組で知ったのだが、胡瓜を縦割りにして、胡瓜の真ん中の白いフアフアとした部分をスプーンで取り除いて、斜め切りにして塩をふり、しばらく置く。水分がでてくるので、それを絞ってとる。甘酢をかけて、しばらくおいてから食べる。胡瓜がシャキシャキしておいしい。

 最近では炭酸水にこだわっている。これまで娘の家にある炭酸水メーカーで作った炭酸水をもらってきて、それにゆずを入れて飲んでいた。ちょっとした刺激がいい。ついに炭酸水メーカを購入して自宅で炭酸水を作るようになった。今日は韓国で購入した五味子茶の素を炭酸水に入れてみた。五味とは苦味、甘味、酸味、塩味、辛味の5つの味がする不思議なものだ。身体にいい感じがする。

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区役所で

区役所に用事があって順番待ちをしていた。デスクで相談を受けているご老人が、突然声を荒げて「もう何もしてもらわんでもいい」と言いだした。区役所の方は、ただ保険証の住所変更が必要なので、保険証を持ってきてくださいといっている。そのご老人(男性)は、何かの手続きできていたのだが、保険証の提示を求められた。保険証を持っていないこと、そのことがどこにも書いていないと、ごね始めた。「もう何も申請しない」という。区役所の人は、今後介護保険で介護を受けたり、病院に行ったりすると必要になる書類だからと、一生懸命に説明する。病気になったら、100%自分でお金を払う必要がでてくると説明。余計にこのご老人は怒りが収まらない。きっと保健証を持ってこなかったことを、注意されたことで、気が動転したのだろう。

 「年寄りだから、バカにされた」と勘違いしたかもしれない。こういう場面によく出くわすが、やはり、病気になったら100%の高額を支払わないけないとか、介護保健の認定を受けるには、保険証が必要だとか、言われることで、感情的なズレがあったのだと思う。年をとり、「社会の恩恵を受けさせてやる」とまでは言わなくとも、それくらいの気持ちにさせられたのかもしれない。ご老人は、「わしは何もいらん。何の恩恵も受けん」といいだした。

 こんなやりとりを聞いていて、なんだか悲しくなった。役所の仕事はどうみても人にやさしくない。細かな規則がたくさんあり、それに何がなんでも原則であり、それ以外は認めない。もう少し、優しい気持ちがその人の立場に寄り添って、理解できるように説明して納得させてはくれないのだろうか。

8月27日 上賀茂神社で手作り市

 第4週目の日曜日は上賀茂神社で手作り市がある。しばらく手作り市から遠ざかっていたが、少しだけ覗いてみる。

 若い人たちや年配の人たちが、それぞれの手作りのものを販売している。主に布製品、木工品、手作りの装飾品、ネックレスや指輪、ブローチなど、洋服、袋、陶器、手作りのお惣菜やパン、お菓子、お茶やコーヒなどが境内の泉川沿いに並ぶ。見ているだけで楽しい。売り手のそれぞれが、いろいろと工夫して商品にして売っている。どの店もそれぞれの作品を自慢げに売っている。暖かさが伝わってくる。

 今日は、手作りの蜂蜜に魅せられた。テイカカズラの蜂蜜を購入した。中ぐらいの瓶に入った、300gの蜂蜜を2200円で購入した。カナダや南米、中国等から、海外から輸入した蜂蜜の値段はかなりお安いが、私は少々高くても、安心して口にすることができる、日本製の蜂蜜を購入するようにしている。手作り市では、このように作り手と使い手が直接対話して、最も安心して蜂蜜を食することができるので、嬉しい。

 最近は料理番組から得た知識で、大さじ一杯分の味噌と蜂蜜を同等の分量で混ぜ合わせて、茹でた野菜に混ぜて食べることがある。これがとても美味しいので、機会ある度に広めている。蜂蜜屋のご主人は、蜂蜜味噌をパンに塗って食べるのもいいかもしれないなあと言った。そうかもしれないと思った。明日試してみよう。

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水彩画教室と水泳

しばらくお休みをしていた水彩画教室に行く。今日は細い線で輪郭を描くように言われる。色塗りが難しくなるのだろうか。とにかく0.03ポイントのペンで描く。細いところや、樹木や木々の描き方がわからない。場所はドイツのワイマールだそうだ。

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こまかな観察が大事なのだろう。精神を集中して描く。

 この前描いたのは、サンフランシスコだった。

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 水彩画が終わったあと、プールで泳ぐ。ストレスがふっとぶ。今日も暑かったので、泳げてよかった。

 友人が股関節の手術をして近くの病院に入院しているので、お見舞いに行く。元気そうだが、手術のあとが痛むという。母も一緒だったが、人工骨頭の手術は簡単だが、あとの歩行訓練のリハビリが重要だ。日にち薬。

 今日の夕日はとくに美しかった。思わずベランダにでて、カメラのシャッターをきった。

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韓国の食べ物

 韓国では必ず焼肉を食べる。テーブルの上に設置されたコンロには炭が運ばれてきて、瓦斯の火でしたから燃やす。天井から吊るされたコンロの中心に煙を吸い取る煙突のようなものがある。これが優れもので、下の炭火を勢いよくおこす。その火力でうまくお肉が焼ける。係りの人が必ず付いて、お肉を焼いてくれる。そして大きなお肉の塊をハサミで小さく食べやすく切ってくれる。こういうのも楽しい。

 日本では小さく切ったお肉が出てきて、それをそれぞれが好きなように焼いて食べる。韓国のように大きな肉を一気に焼いて、小さく切ってから一斉に皆んなで食べるという習慣なのだろう。

 南アフリカでは大きなお肉の塊を何枚も焼くが、それらが全て焼き終わってから食べる。最初に焼いた肉はもう冷たくなっているが、全部が焼き終わってから、みんなで分け合いながら食べていく。

日本のように、焼きながら食べるのであれば、一人がどれだけ食べたか、わからないこともあるし、なかなかお肉が回ってこないこともある。それぞれのやり方は文化だといつも思う。

 サンギョップル(豚の三枚肉)をサンチュやエゴマの葉で食べた。カルビも美味しかった。

 ビビンバ、冷麺、キンパ、アワビのお粥、チャプチェ、水餃子のようなマンドゥ、タットリタンなどを食べた。お茶は五味茶をいただいた。少し甘かったが、ほっとするお茶だった。健康に良さそう。

 いろいろ食べたが、香辛料の効いた食べ物にはだんだん遠ざかっていく。年のせいだと思った。

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8月17日から19日まで韓国旅行

 8月17日、京都で娘と二人の孫と合流し、7時13分発、関空特急「はるか」で関空まで行く。アシアナ航空10時50分発、1時間40分ほどで、ソウル着。時差なしなので、まるで国内旅行とあまり変わりがない。韓国へはこれまで難度も行っているので、余計にそう感じるのかもしれない。

 最初に韓国に行ったのは、アメリカへ行くのに、ソウルで飛行機を乗り換え、アンカレッジを経由し、何時間もかかったことを覚えている。なぜそういう行き方をしたのか、はっきりとした記憶はないが、ほぼ30年前のことだった。韓国をよく知る友人の勧めで、韓国のホテルで一泊した。現在のように高層ビルがまだそれほど立ち並んでいない時代だった。日本が朝鮮半島を植民地支配し、韓国側に歴然とした反日感情が強くあったようにも思う。

 それから、韓国内の政治状況の変化、日本の変化のなかで日韓の交流が盛んになり、人と物の往来がある。私自身、すでに韓国には10回も足を運んだ。梨花女子大で開催された国際女性学会には大挙して日本からの多くの参加があり、研究交流があった。夕方から始まった公園のような広場で全体集会があり、当時の大統領の妻がこの会議を歓迎し、女性の活動を支持したスピーチがすばらしかったことをいまでも覚えている。日本では絶対に国際女性学会などはできないと思った。政府も誰も、女性に関わる研究も活動も支援しないからだ。

 イイサドンでは、キムチ・ミュージアムに入った。キムチと韓国伝統文化や生活様式との深い関わりに触れることができた。イイサドンの中にある国際刺繍店を覗くのが好きで、女性たちの手作りの刺繍作品やポシャギ(パッチワーク)をみる。すばらしい布の組み合わせや、色糸で刺繍した模様は、さまざまに想像を巡らせてくれる。

 女性たちのキムチ作りにしても、ポシャギ作りにしても、日常生活を豊かにする手段であり、伝統文化を継承する女たちの意思力だと思った。

 韓国の食べ物をできるだけ食べた。東天問のタッカンマリ通りと言われるところで、タッカンマリを食べた。4人なので、鶏を2羽丸ごとを大鍋に入れ、ネギ、トッポギ、ジャガイモなどをスープで炊き出す。なんとも言えない優しい味。大胆な料理でしかも栄養満点。大勢で食べるのにとても賑やかでいい。韓国のどんな料理を注文しても、必ずキムチとお漬物類が付いてくる。しかもお代わりをお願いしてもいい。

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