Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

7月13日祇園祭りの始まり

一週間があっという間に過ぎてしまう。この暑さの中で西日本豪雨で被災した人たちのご苦労は計り知れない。水のない暮らしがこの暑さの中でどんなに大変か想像を超える。ようやく水道から水が出てきて、多くの人たちがホッとしたと報道されていたが、それでも飲める水ではないそうだ。

 私は1日、2リットルの水を飲むようにしている。ルイボスティー、緑茶、炭酸水などで。炭酸水メーカーを持っているので、あまりにも喉が乾く時、冷蔵庫で冷やしている水に炭酸を加えて、柚子を入れて飲む。体がスッキリするような気分を味わっている。ありがたいことだ。

 12日の夜に、南アフリカの友人から親戚の人が京都にやってくるというメッセージが来た。中国から日本へ船の旅でやってくる。その日の夜にメッセージが届いた。舞鶴に船がつき、京都を見学に来るという。夫婦で。京都駅で会うことにした。ちょうど祇園祭で、四条室町、新町通りは鉾や山がたっているので、それらを見ることにした。日本三大祭りの一つとされ、1100年も前に始まった、歴史あるお祭り。京都に暮らすようになって、45年もなるので、子供が小さい頃は毎年のように、宵山を楽しみにして、鉾や山を見て歩いた。夏の風物誌だった。最近では夜には出かけず、昼間にぶらぶらと歩くことが多くなっていた。それにしても、暑い暑い京都の暑気払いでもある。

 南アフリカのダーバンからやってきた友人の親戚の人は、大喜びだった。友人姉妹は3年前に我が家に一週間余りを滞在した。私はヨハネスブルグに行くときには、いつもその友人の家に居候をさせてもらう。そんな仲だった。

 舞鶴では、この大雨で舞鶴線が運休していて、バスで綾部まで移動して綾部から京都までJRできた。私はうっかり舞鶴の被害を忘れていたので、彼らは大変な思いをしてやってきたことを知った。船の旅なので、その日のうちに舞鶴に帰らなければならないという。わずか4時間ほどの京都見学になった。祇園に行きたいというので、四条通りを一本北に入った、錦通りにある錦市場を通って新京極、寺町を歩いた。そして鴨川を越え、祇園までずっと歩いた。新旧入り混じった京都の文化、庶民の生活の一端を味わってもらえたと思う。

 こうした人と人とのつながりで、毎年何度か京都観光を楽しんでいる。それにしてもこの暑い京都の街を元気に歩いているのは、外国人観光客が多いのには驚く。

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7月8日、朝の散歩

日曜日の朝、賀茂川沿いから植物園を散歩した。賀茂川の御園橋は架け替え工事をここ数年続けている。橋の下は堤防が低くなっていて、確かにこの間の大雨では浸水して歩道まで水があふれていた。あちこちにその形跡が見られるので、テレビ局はこの御園橋からも何度も中継し、早いうちからの避難を促していた。特に高齢者へ呼びかけていた。しかしバスや車が通るところまでにはかなり距離があるので、問題はなかった。

 川の中州が完全に陥没して、大きな川の流れになっていた。中州に咲いていた花たちや草らは流れに倒されていた。上流から流れてきた大木が時たま草に絡まっている。

 植物園の花たちや木々は安泰だった。風が強くなかったのが幸いだった。池の睡蓮は美しく咲いていた。蓮も見事に咲いている。しばらくは夏の暑さを吹っ飛ばしてくれる花たちだ。

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最後の2枚は、朝鮮キダチ朝顔、メキシコひまわり

大雨の後

 ほぼ雨は止み、日常を取り戻した。しかし大雨がもたらした被害は時間が経つにつれ、明らかになってきた。あちこちで土砂崩れの影響を受け、家が倒壊したり、押し流されたりと、被害は予想以上に大きい。山間に立つ家などが、土砂崩れの影響を受けて、倒壊し、そこに住む逃げ場を失った人たちの命まで奪った。異常気象に抵抗できないとはいえ、これだけ様々な技術が開発されている時代に何とかならないのだろうかと思う。防衛費やオスプレイ購入に多額のお金をつぎ込むのではなく、人々の暮らしを守るために国費を使うべきではないか。森友学園に8億の土地代値引きを政府ぐるみで行ったことを考えれば、安倍政権は庶民の暮らしなどには何の関心もない。本当に破廉恥な首相だ。大雨警報が出ていた時、宴会で盛り上がってたそうだが、どこを向いての政治を行っているのかと思うと、怒りが込み上がってくる。

 

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雨晒しのベランダのテープルが剥げかけているので、スプレー式の塗料を塗った。鳩が毎日訪れて糞を落としていくので、かなりイライラしていた。さすが雨の時にはやってこず、川の中州を寝床にしたり、巣を作っていた鳥たちはどこかに行っていたのだろうが、また戻ってきている。この大雨で中州は水没し、多くの土砂が堆積している。先月に川底をさらい、土砂を取り除いたばかりだったが。

 

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7月5日 大雨警報に振り回されて

 夜中に携帯電話に何度も何度も、大雨警報が知らされてくる。特に高齢者は早めに避難するようにと書かれている。テレビではテレップで各地域の雨量や情報が流れる。まるで、我が家の前の賀茂川が決壊して辺り一面が水浸しになるような感だ。実際にはかなりの増水で、北側の山からは土砂と雨水がものすごい勢いで流れてくる。しかし、我が家が被害にあうと、京都じゅうが大混乱し、水没してしまうだろう。高野川と鴨川が合流して、一気に南下する辺りから、四条辺りまでは増水して、川岸がえぐりとられ、さらには歩道にまで浸水していた。

 6日はフランス語の授業があるというので、日仏会館にバスで出かけた。夏学期の第一日目だったので、新しいメンバーが3人も増えていた。京都や滋賀の小中高では、休校になったところが多くある。授業中に携帯へ避難ニュースが鳴った。

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アフリカで買ってきたタペストリーを取り出した。長いこと引き出しの中で眠っていた。どこで購入したかは記憶にないが、日本の刺し子にも似た素朴なステッチと色の配色が気に入った。使い道がなく、ずっと使わないでしまっていた。

 ベッドスプレッドにどうかと思ったが、サイズが少し小さいので、なんとなく収まりが悪い。そこで男物の着物の反物があったので、それをタペストリーの周りに縫い付けて、ベッドスプレッドにした。着物の布の幅は、38センチ前後なのと、両端はほつれないように、しっかりと返し織をしているので、解れないので、使うと便利。

 これまでのベッドスプレッドは白を基調とした百合の花模様の可愛いものだったが、大好きな赤色を見ていると、元気が出るような気分になる。

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7月3日、淡路島にドライブ

 梅雨の合間に、友人の車で淡路島にハモを食べに行った。京都から約3時間。いつものグルメの友人たちとハモを食べて、紫陽花を見るというコース。グルメの友人がいると、そのおかげで、美味しいものに出会える。

 カニを食べに北陸まで。うなぎを食べに三方五湖。鴨鍋を食べに長浜。フレンチを食べに奈良公園。吉野の桜、鶏足寺の紅葉。淡路に紫陽花。非日常を経験しながら、明日への糧を得る。気分転換と友人たちの精神・肉体の健康を確認。

 私は淡路島は大好きな場所の一つで、折につけ家族と出かけたり、四国に行く途中で立ち寄る場所が何箇所かある。神戸に住む友人たちとも、留学生たちとも出かける格好の場所だ。高校時代は、淡路からも通っている人たちがいた。波が高い時や、嵐の時には岩屋から明石への渡り船が欠航して、学校に来れない人がいた。また1995年の淡路・阪神地震の時には、淡路は震源地で大きな被害を受けた。その後の復興が人の往来をたやすくした。

 淡路島最南端まで行き、大鳴門橋の見えるレストランでハモ鍋を食べた。瀬戸内海のハモは絶品で、美味しかった。台風が近づいていたので、風はきつかったが、雨は降らなかったので、ドライブには絶好だった。帰路、県立淡路島公園の近くにあるオアシスで紫陽花の丘でまだ咲き誇っている様々な紫陽花を見た。

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 水彩画の教室に

6月30日、ひさしぶりに水彩画の教室に出かけた。ここ数年は母の介護でなかなか参加できなかった。というよりは、絵を描く気分にはならなかった。ようやく絵を描いてみたいと思い、6月から参加している。月2回の教室なので、あまり負担にはならないが、土曜日の午後の時間なのでなかなかの決断がいる。

 今回は動物園にいる像を描いた。写真をみながら描くのでそれほど難しくはないが、像を立体的に塗るのは難しいので、最後にとっておく。まだ出来上がっていないが、一部を塗ったものはこれ。像と遊ぶ子供たちも最後に塗る予定。いかに立体的に描けるかが問題。周りの景色から攻めてみた。

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習字のおけいこ

6月19日、習字のおけいこに出かけた。「外受傳訓」の後に続く「入奉母儀」を書いた。女の子は、外に出ず、家にいて母から家事一切を学ぶというもの。母という文字はなかなか難しい。5月には「夫唱付随」を書いた。中国にははっきりとした性役割分業が古くからあったのだ。

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習字は上手に描けたかどうかよりは、筆を持って文字を書くという時間が好き。

 日常的には、文字を書かなくなった。コンピュータのキーボードを両手で叩くだけで、日本語という感覚が失せ、極めて機械的に文字を打つだけなので、漢字の読み書きが危うくなっている。こうしてたまに筆を持ち、ゆっくりと漢字を書くことに集中できるのはいい。