Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

ヴェロニク・タジョさんの京都講演会 水彩画教室と習字教室に

4日(土)コートジボワールの作家ヴェロニク・タジョさんが京都に来られた。午後3時から5時まで堺町画廊で、40人限定の講演会があった。堺町画廊は150年前に作られた町屋でギャラリーを40年前から続けられている。講演会はかつての「おくどさん」のあった場所。コロナ対策として、人数制限をしていた。画廊のオーナーの伏原納知子さんは、画家でもあり、たくさん絵本を出版している。まさに40年前には伏原さんと、一緒に「昔話を読む会」をはじめて、アフリカの昔話を読んで小さなパンフレットを作っていた。そうした場所にタジョさんが来てくれたのは嬉しかった。

 講演会は、タジョさんの『神(イマナ)の影』について、出版社の編集の方が質疑応答という形ですすめられた。村田はるせさんが通訳。村田さんは、『神の影』の翻訳者。ルワンダで1994年に起こったツチとフツの間で起こった斬殺なジェノサイドの問題を記録し、記憶に残すものだった。この作品の内容にわけ入って、作家の意図を引き出すものだった。残念だったのは、フロアーとのやりとりができなかったことだ。時間の関係上か、コロナ対策なのか、わからないが、せっかくの機会だったのにと、思った。アフリカ文学研究に関わってきた人たちも参加していたのに。タジョさんとは、夕食を一緒にした。私にとっては久しぶりのことだった。タジョさんの講演会で出会い、一緒に夕食をした人は、ベルギー人だったが、その夜にもらったメールで、南アフリカに住んでいることを知った。南アフリカのUniversity of KwaZule Natal, Pietermaritzburg campus.でアフリカ文学を教えている先生と出会った。いま2ヶ月間京都大学で教えているとのこと。フランス語圏の文学なので、私にはわからない分野だが、南アフリカとアフリカ文学という2つのテーマで共通項はあったが・・・

5日(日)いつものように大原の朝市にでかけた。新鮮な野菜、白菜とニンジンとネギを購入。お花屋さんでは、河津さくらと菜の花を購入した。春を呼び込んでくれそうで嬉しい。二三日すると、桜は満開になっていた。急に暖かくなったので。

 用事があって、四条烏丸まででかけた。海外からの観光客がいっぱい四条通りを歩いていた。いつもの賑やかさがもどってきたようだ。河原町通りでデモがあった。「ミサイル増税反対デモ」。右翼の街宣カーが爆音を出しながら、デモ隊に突入しようとしていた。多くの警察官が止めに入っていた。

 6日(月)午後からは「水彩画教室」。啓蟄(けいちつ)。つくしを描いた。形は簡単だけど、つくしの頭を表現するのが難しい。単純な構図だが、彩色はむつかしい。どう塗れば、立体的にみえるか表現するのがむつかしい。

 7日(火)お習字教室に。昆池石碣 鉅野洞庭 (コンチセキケツ キョヤドウテイ)の前半部。意味は「山沢湖沼としては昆明の池、碣石山、広大な鉅野の湿地、洞庭湖があげられる」筆の運びがまだまだわからない。 

         

国会では、総務省がメディアに対して「平等性を要求するような圧力をかけていた」という内部資料に基づいて、議論があった。当時の総務大臣だった高市早苗氏は、「虚偽だ」とか、「捏造」と言って、自分が知らない所で起こったことで、自分は知らないと主張。後ろ盾になってくれる安倍晋三はもういない。さて、「虚偽」「捏造」で逃げ切れるだろうか。誰も味方はいないのではないか。いずれにしろ、メディアがおかしくなったのは、安倍政権下であったことに変わりはない。誰かが本当に安倍時代、菅時代の悪行をあばかれなければならない。財務省の二の前は許されない。高市氏にはその力がないように思うが・・・