Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

フランス語小説を読む 「国葬儀」に反対

 フランス語の勉強。昨日は休日だったので、フランス語の勉強会はおやすみだった。今日は朝から"Pourquoi le ciel est bleu"を読んだ。前回は第1章の途中までだったので、その続きを読んでいる。一文一文、丁寧に読むことで、物語の展開がみえてくるはずだ。語り手の私は、お爺ちゃんの人生をたどろうとする。父親を誘って、お爺ちゃんのお墓まいりをしようと思うが、お墓がみつからない。語り手の「私」が7歳のときに、お爺ちゃんが亡くなったので、お爺ちゃんの家族のことはよくは知らない。第1章は、お爺ちゃんの足跡を求めて、まずは父と二人でお墓参りに行く。お爺ちゃんのお墓が見つからない。なんとかして、お爺ちゃんを知る人や、役所の書類などをたどりながら、三世代の家族史がはじまる。先を読むのが楽しみ。100年史を視野にいれた壮大な歴史・家族史を予想させるが、それにしても私自身がフランスの歴史については全く無知であることを思い知らされた。少しづつ、あせらずに、しっかりと理解していこうと思った。たとえば、Nulle âme ne rôdait dans ce village déserté depuis la victoire, célébrée par la fin du XXe siècle, de la France urbaine sur la France rurale.では、明らかにフランスの都市と農村の関係や、20世紀のフランスの位置を知らなければ、著者の意図はわからない。基本的にはフランスのことは何も知らないで、言葉の勉強などできるはずがないと思った。試験があるわけでないので、少しづつすすめよう。

 安倍元首相の「国葬」に反対する人が増え続けているが、なんとしても実施するようだ。やく6000人に案内状を送り、約3600人が出席。海外から約700人の参列。自治体の大半は出席。各大学の学長の出欠席が注目を集める。文科省助成金に響くとして、多くが出席努力をしている。

 「国葬」準備のために、東京都内の警備が厳しくなり、コインロッカーなどには不審物が入っていないか、警察犬に調べさせている。以前に私の職場の近くを天皇・皇后が川島織物をご訪問されるとのことで、その通り道が一週間前から警察が不審物がないか調べていた。草むらのなかを棒で突っついていた。当日は一時期通行禁止になっていた。京都に住んでいると、御所周辺の警備はより厳しくなることがあった。「国葬」を無事に終えるためには必要なことなのだろうが、なんという無駄なお金と時間を使っていると思う。今日の調査では、60.8%が反対している。岸田首相の支持率はガタ落ち。普通に考えても、「葬儀」は亡くなられたあと、すぐに行われるのが普通で、2ヶ月も間があくのは、「追悼の会」のようなものだという人が多い。政府はいま「国葬」とは言わずに、「国葬儀」と言い換えている。どう呼ぼうが国家予算で行われる「葬儀」であることにかわりない。

 今日も咲くムクゲ。昨日咲いたムクゲの花は下に落ちていた。