Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

テレビ朝日の報道? 広島「平和記念式典」 植木の手入れ

 数日前に、テレビ朝日羽鳥慎一の「モーニングショー」に有田芳生氏が登場し、「統一教会」と政界との癒着を明らかにした。有田氏は警察庁、警視庁の幹部の言葉として、「政治の力、圧力」があったことを明らかにした。翌日も有田氏の出演は予定されていたが、ボツになり、ほとんどこの問題に触れなくなった。NHKテレビ朝日はどこかからの圧力があったと思われても不思議ではない。これと関連して、Twitterで、NHKがこの3日間の国会の中継をしなかったことや、「統一教会」と国会議員との関わりは報道しないことに対して、NHK視聴料不払い運動が起こっている。 SNSの力はすごいと思った。大手メディアの「忖度」情報などを必要としなくなった。だからこそ、大手メディアの社会的役割は何かをよく考えてほしい。

 今日は広島に原爆が投下されてから77年目。日本は、核兵器禁止条約に署名をしていない。その答えはいつも「核兵器を持つ国と持たない国の架け橋になる」と、訳のわからない言葉でごまかしてきた。今日の広島での「平和記念式典」では、松井一実広島市長の平和宣言は素晴らしかった。

 

 「(略) ロシアによるウクライナ侵攻では、国民の生命と財産を守る為政者が国民を戦争の道具として使い、他国の罪のない市民の命や日常を奪っています。そして、世界中で、核兵器による抑止力なくして平和は維持できないという考えが勢いを増しています。これらは、これまでの戦争体験から、核兵器のない平和な世界の実現を目指すこととした人類の決意に背くことではないでしょうか。武力によらずに平和を維持する理想を追求することを放棄し、現状やむなしとすることは、人類の存続を危うくすることにほかなりません。過ちをこれ以上繰り返してはなりません。とりわけ、為政者に核のボタンを預けるということは、1945年8月6日の地獄絵図の再現を許すことであり、人類を核の脅威にさらし続けるものです。一刻も早く全ての核のボタンを無用のものにしなくてはなりません。

 また、他者を威嚇し、その存在をも否定するという行動をしてまで自分中心の考えを貫くことが許されてよいのでしょうか。私たちは、今改めて、『戦争と平和』で知られるロシアの文豪トルストイが残した「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」という言葉をかみ締めるべきです。

 今年初めに、核兵器保有5カ国は「核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない」「NPT(核兵器不拡散条約)の義務を果たしていく」という声明を発表しました。それにもかかわらず、それを着実に履行しようとしないばかりか、核兵器を使う可能性を示唆した国があります。なぜなのでしょうか。今、核保有国がとるべき行動は、核兵器のない世界を夢物語にすることなく、その実現に向け、国家間に信頼の橋を架け、一歩を踏み出すことであるはずです。核保有国の為政者は、こうした行動を決意するためにも、是非とも被爆地を訪れ、核兵器を使用した際の結末を直視すべきです。そして、国民の生命と財産を守るためには、核兵器を無くすこと以外に根本的な解決策は見いだせないことを確信していただきたい。とりわけ、来年、ここ広島で開催されるG7サミットに出席する為政者には、このことを強く期待します。

 広島は、被曝者の平和への願いを原点に、また、核兵器廃絶に生涯を捧げられた坪井直た氏の「ネバーギブアップ」の精神を受け継ぎ、核兵器廃絶の道のりがどんなに険しいとしても、その実現を目指し続けます。

(略)今年6月に開催された核兵器禁止条約の第1回締約国会議では、ロシアの侵攻がある中、核兵器の脅威を断固として拒否する宣言が行われました。また、核兵器に依存している国がオブザーバー参加する中で、核兵器禁止条約がNPTに貢献し、補完するものであることも強調されました。日本政府には、こうしたことを踏まえ、まずはNPT再検討会議での橋渡し役を果たすとともに、次回の締約国会議に是非とも参加し、一刻も早く締約国となり、核兵器廃絶に向けた動きを後押しすることを強く求めます。(略)

 

 岸田首相は以下のような挨拶をしたが、曖昧で中身がない。

 

 (略)我が国は、いかに細く、険しく、難しかろうとも、「核兵器のない世界」への道のりを歩んでまいります。このため、非核三原則を堅持しつつ、「厳しい安全保障環境」という「現実」を「核兵器のない世界」という「理想」に結び付ける努力を行ってまいります。
 そうした努力の基礎となるのは核兵器不拡散条約(NPT)です。その運用検討会議が正に今、ニューヨークで行われています。私は、先日、日本の総理大臣として初めてこの会議に参加し、50年余りにわたり世界の平和と安全を支えてきたNPTを国際社会が結束して維持・強化していくべきである旨訴えてまいりました。
 来年は、この広島の地で、G7サミットを開催します。核兵器使用の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓いを世界に示し、G7首脳と共に、平和のモニュメントの前で、平和と国際秩序、そして自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的な価値観を守るために結束していくことを確認したいと考えています。
 「核兵器のない世界」の実現に向けた確固たる歩みを支えるのは、世代や国境を越えて核兵器使用の惨禍を語り伝え、記憶を継承する取組です。我が国は、被爆者の方々を始め、「核兵器のない世界」を願う多くの方々と共に、被爆の実相への理解を促す努力を重ねてまいります。
 被爆者の方々には、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行うなど、高齢化が進む被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも、総合的な援護施策を推進してまいります。」(略)

 

 日本政府は、核兵器禁止条約に署名するとは約束しなかった。いつも岸田首相の言葉には、中身と具体性がない。「ていねいに説明をし」が口癖である。何ごとにも、一度も「ていねいな説明」はない。信用ができない。

 

今朝もひと時雨がザア〜と降った。慌てて干していた洗濯物を取り入れた。

植木鉢の花や木々は雨を喜んでいるようだった。暑さに抵抗するかのように、春の若葉は元気をつけ、大きく成長しているようだ。何となく落ち着きがない木々たちの位置を変えた。下鴨の家に居た頃は、月桂樹の葉っぱはシチューやカレーなどの煮込み料理には重宝した。上賀茂に移ってから、最近に小さな月桂樹を購入して、成長を見守っている。細い枝を伸ばし、元気よく育っている。葉っぱはとても綺麗。月桂樹の葉には、シネオールやリナロールなど血流を促す抗酸化成分やリラックスを促す香りの成分が含まれているので、むくみやこりや、便秘が解消されるという。今のところ料理にしか使わないが。奥に押し込んでいた月桂樹の植木鉢を日のあたる所に移動した。ニオイバンマツリはあまり日が当たらないところに移動させた。木陰のようなところがいいとネットに書いてあった。いろいろ試してみて、どうなるか結果を見ることに。シマトネリコは昨年に強い剪定をしたので、今はアチ コチから新しい葉っぱがいっぱい出てきた。毎日枯れた葉っぱをとり、水やりをして、時々肥料を入れたり、土をほぐしたり、手を加えるので、きちんと応えてくれる。嬉しい気持ちにさせてくれる。