Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

一日中家の中で過ごす ロシアのウクライナ侵攻をどうみるか

 今朝、ベランダで洗濯物を干しているときに、少し風があり、気温が少し低いように思った。昨日知人からいただいた八重のドクダミをベランダにおいた。とても可愛い。普通のドクダミの花も好きだが。ドクダミは知らない間にいっぱいに増えるそうだが、植木鉢の中ならそんなに暴れたりしないだろう。あちこちに置いてある紫陽花が咲き始めた。どれもまだまだ蕾が小さいが、梅雨の時期に咲く紫陽花は元気があっていい。

 大学時代の友人から電話があった。元気そうな声で、デイサービスにリハビリを兼ねて週三回出かけているという。動けるということは何よりなことだし、社会に関わる姿勢はちっとも変わっていない。ひとしきり、社会に対する不満やら期待などをぶちまけた。若い時からの友人は、本音で話せるので、いいなあと思った。

 「報道1930」で、若者への愛国教育について議論があった。ロシアでは、2005年設立されたプーチン氏個人崇拝(ナーシ(愛国教育)、10代後半から20代前半)、2015年の大統領令で設立された軍事訓練(コナルミヤ、8歳〜18歳)、愛国教育(ズナーnイェ、青年)が紹介された。最大の目的は、若い人に愛国教育を行き渡らせることで、プーチン政権への批判をかわす役割があったという。共産主義青年団を作ることで、愛国教育を浸透させる狙いがある。ロシア国営放送から流れるニュースを鵜呑みにして、プーチン大統領を絶対的に信頼するロシアの高齢者たちと、ネットやSNSなどを通じて、世界中のニュースにアクセスできる若い世代たちは、ロシア国内で流れるニュースに不信感を持っている。今ロシアでは愛国教育とスターリン崇拝が高まり、それがプーチン大統領の神格化に繋がり、絶対的権力を集めている。駒木明義氏(朝日新聞論説委員)はロシアを「テレビと冷蔵庫」で例えた。テレビを見ている世代は政府のやっていることを知り納得しているが、実際に家の中の冷蔵庫を覗いてみると何も食べ物がないという現状に直面しているという。矛盾に満ちたロシアの現状を言い当てていると思った。

 BSフジでもライブで西側諸国が「新武器」の提供に対してロシアの立場について議論していた。司会者の反町理氏があまり好きじゃないので、この番組は見ないが、今日は小泉悠氏(東京大学先端科学技術研究センター専任講師)がゲストに呼ばれていたので、少し観た。もう一人は高橋杉雄氏(防衛研究所防衛政策件空室長)。「ロシア軍が焦土作戦か プーチン「脅し」真意」というタイトルで議論していた。ロシア対ウクライナの戦争は、机上の論議で戦争大好き人間たちにとっては面白い議論なのだろうと思った。対岸の火事で火の粉をかぶらない者たちの議論はどうにでもなると思った。