Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

るり渓の新緑を散策 日本のデジタル化は?

 朝から京都府立るり渓自然公園にいつもの友人たちと出かけた。家から車で1時間半ほどの距離。五条通りから、桂を通り抜け、沓掛インターから京都縦貫自動車道を利用して園部インターでおり、深山を目指して、るり渓へ。渓流4キロあるが、下側から少しと、上側から少し歩いた。様ざまな木々の新緑が重なり合って、美しい。その下を渓流が流れていた。別世界に足を踏み入れたような感覚だった。鳴滝と呼ばれる滝と滝壺があったり、大きな石や小さな石が川にまるで島のように点々としていて、苔むしていた。絵画の世界にうっとり。1枚目の写真は快刀巌(大きな岩の真ん中を、刀でスパッと松の木が生えていた)。数日前に石を水彩画で描いたこともあり、石や岩などがとても美しく見えた。

 ランチはるり渓でボタン鍋を食べた。ちょっぴり甘めの味噌仕立てのボタン鍋。とても美味しかった。月曜日なので、ほとんど人がいなかった。食事の後、るり渓の上のほうに行くと、温泉もあり、キャンプ場もあって、少し人がきていた。土日は家族連れなどで結構賑わうそうだが。いつものように温泉につかり、ゆっくりした。帰路車のタイヤがパンクするハプニングがあったが、とても気持ちのいい散策ができた。

 昨年に菅前政権がすすめてきたデジタル庁が早くも「黄信号」だという。毎日新聞のニュースだが、全国内の自治体1700の住民台帳のデジタルシステムがバラバラで、統一することは難しいという。これまで、システム構築のための機器投資をしてこなかったことのツケがきたのだ。例えば、銀行間のシステムの不統一が、たびたび問題を起こしている。システム構築の人材不足が大きい。それに、システム統一に住民基本台帳マイナンバーカードと紐つけしようという不穏な意図が前面に出て、一歩も先に進まない。何度もここで書いたが、デジタル化を押し進めるのには、危機意識をしっかりもち、最新の技術を持つ人材の登用と育成が必要だ。

 今のロシアとウクライナの戦争を見ていても、それぞれの国の軍事作戦の情報はダダ漏れで、戦場で何が起こっているのかは、世界中のどこからでも、映像として記録されている。情報デジタル化による結果だということは誰もが知っている。日本はその水準に達していない。