Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

大津の娘の家に、孫の就活用服を求めて、ローダ・カダーリの訃報、植物園に朝の散歩

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17日(日)大原の朝市に行く。あまりにも可愛かったので、白のデンドロビウム と、小さな釣鐘草を購入。ベランダはもう花の置き場所がなくなって来たので、お花を買うのは厳禁だが、お花たちに呼ばれた感じだった。12月に共同購入したシクラメンの新種フェアリーピコがまだ咲き続けているので、その隣にデンドロビウムをおいた。とてもかわいいい。白いランは清楚な感じがして爽やかな気分になる。

 娘の家のバラの花が元気に成長しているので、どうすればいいか教えて欲しいと言われていたので、出かけることに。山科まで迎えに来てくれた。午後からは大学4年生の孫が就活に着ていく服を買いに行くというので、ついて行った。京都の桂川にあるイオンモールへ。駅に直結しているので、娘の所からは6つ目の駅になる。車で行くよりはずっと早い。しばらくあれこれを見て周り、黒いスーツの上着を購入。娘曰く、「就活の時には私一人違う色の服だった」と。違う色のスーツだったから、落とされたということはないと思うが、何でもみんなと一緒でなければならないというのは、どうかと思う。今まで一度も着たことのない服を着て、面接試験を受けなければならないというのはどうだろうかと、ずっと以前から思っていた。言葉づかいも、髪型も、お辞儀の仕方も、就活用というのがあるらしい。何の個性も感じられないなかからどう選別していくのだろうか。集団の中で「違う」というのは、企業に相応しくない、順応性がないと見られてしまうのだろうか。ずっと以前に教えていたゼミ生が「小さな会社だけど、私の個性を認めてくれた会社に就職することにした」と嬉しそうに話してくれたことをいつも思い出す。別の学生は200近くの企業の面接試験を受け、落ち続けて、自信を失っていた。最後に就職活動からしばらく離れて、自分のしたいことを見つめて、その道を行くことにした。紆余曲折はありながらも、最終的にはとても居心地にいい職場で楽しく働いていると、報告を受けたことがあった。大学4年次は就活しなければならないので、若い人たちは追い込まれていく。自活できる人生を選択してほしいと思うが。。。

 1番のショックは、ケープタウンで知り合ったローダ・カダーリが亡くなったことをFacebook で知った。68歳で私よりもずっと若かったのに。私が1994年にケープタウン郊外にあるウェスタン・ケープ大学(UWC)に研究休暇で行っていた時にローダと知り合った。ローダは、私がUWCに行く一年前に大学構内にGender Equity Unitを創設した。そこは小さな平屋の建物だが、まるでいつでも歓迎してくれる「家」のような場所だった。南アフリカの女性問題に関する資料も豊富にあったので、よく訪ねて行った。その時以来の友人だった。ケープタウンでは彼女の自宅にもよく招かれた。別の機会には私がケープタウンにいる時に、彼女は京都で開催された会議に招待されて、日本が好きになっていた。彼女の祖父は著名な反アパルトヘイトの活動家であり、彼女もはっきりと、政治的、社会的発言をしてきた。大学を離れて、マンデラ政権下のHuman Rights Commissionに籍を置いた。南アフリカの国会のすぐ近くにあった Human Rights Commissionの事務所にも何度か訪ねて行ったことがある。

 ローダは数年前からアメリカのロサンジェルスにいる娘の元に移住して、孫たちと楽しく暮らしている様子はFacebookを通して知っていた。ローダは3月11日に私が下鴨神社光琳梅の写真をFacebookでアップしたものに対していいねを押してくれていた。3月8日の北野神社の梅にもいいねを押してくれていた。2月26日の私の生花にも。私にとってはローダはアメリカで娘家族と楽しく暮らし、Facebookで世界中にいる友人や知人と繋がっていた。何一つ苦情を述べるでもなく、病気であることも一言も言っていなかかった。義理の息子がローダがなくなったときの様子を彼女のFacebookに書いていたが、この一年ほどは肺癌を患っていたとのこと。しかし、ローダはいつも孫と一緒に遊んだり、孫に色々と教えたりしている微笑ましい生活を彼女のFacebook上で書いていた。一つ気になったのは、バイデン大統領に対する見方はとても厳しいものがあり、私とは違う意見を持っているように感じた。「30年近く前に知っていたローダはどうなったの」と思ったことがあった。彼女のFacebookにいいねをしたり、しなかったりだった。とにかく、ローダからたくさんのことを学んだ。とても強くて優しい人だった。「なぜそんなに早く逝ってしまったの」と彼女に聞きたい。

 18日(月)朝の散歩に京都市動物園に行こうということになった。調べてみると、月曜日は休園日だったので、今日は行けなかった。入場料は一般で620円もするが、京都市民で70歳以上は無料。他にも植物園、堂本印象美術館、府立陶板名画の庭、二条城なども無料であるので、その特典を利用しようと思った。孫が小さい頃はよく出かけたが、最近ではちょっと遠ざかっていたので、行きたかった。

 結局、いつもの朝の散歩コースで出掛けた。賀茂川沿いの桜はすっかり緑の葉っぱになっていた。たんぽぽ、紫カタバミナガミヒナゲシなどが群生していた。携帯電話を忘れたので、写真はないが、植物園内は春爛漫というところで、色とりどりの花々が咲いていた。マンサクや、ハナズオウが満開だった。木全体が濃いピンク色や赤色で燃えているようだった。

 いつものコースで植物園の北門近くにある筋トレジム・カーブスに立ち寄った。足や腕の筋肉が少し痛んだ。もっと頻繁に来れるといいが・・・