Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

メディアの役割は?

 朝から、石垣島で若者(全部が男性)が夜飲みで路上寝する様子が延々と映し出された。石垣島宮古島奄美などで、着々と陸上自衛隊のミサイル部隊配備がすすんでいるなか、また米軍基地の周辺でコロナ感染症が拡大するなか、無関心な若者の呑気な姿を写して何を報道したいというのだろうか。羽鳥慎一さんがMCを務める番組。日本はそれほど「平和」でも「安全」な社会でもない。

 沖縄や岩国で爆発的にコロナ感染が拡大した。専門家の先生たちが初めて、米軍基地とコロナ感染との関係を口にした。メディアでは、おそらくタブーの問題だったのだろうが、どうみても、アメリカからノーチェックで日本にある米軍基地にコロナが持ち込まれている。そして基地にいるアメリカ兵士たちは、自由に日本の社会を歩き回る。基地がアメリカなら、基地内だけに止まっていてほしい。日本政府はそれに対して何も言わない、言えない。先月アメリカから帰国した友人は、関空で何のチェックも受けなかったという。だが、ケープタウンの友人は南アフリカが世界中からブロックされるのは不平等だと言ってきた。私たちは、島国に住んでいる。本当に日本に住む人たちをコロナから守るために、どうすべきかを真剣に考えて対策をたてるべきだ。岸田首相はすでに医療関係機関や宿泊施設にコロナ感染者を治療することができなくなったので、方針を変更し、自宅待機を言い出した。第五派の二の舞を踏むことになるだろう。

 大阪府知事の吉村氏が最近メディアに露出している。大阪市長松井氏(維新代表)、吉村知事(維新副代表)、橋下徹氏が三人そろって、維新宣伝番組を延々とやっていた。あまりの酷さに別番組に変えたが、なぜメディアは大阪維新を持ち上げるのか。これも気持ちが悪い。偏向番組である種の意見を国民に注入し、大事な問題からは目をそらさせる番組作りには、新年そうそう腹立たしい思いだ。

 二宮和也主演の新春テレビドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」を観はじめた。途中でつまらなくなり、観るのをやめた。第二次世界大戦中の日本とイタリアとの関係をユーモラスに描こうとしていたが、あまりにも陳腐で、非現実的な描き方に戦争を美化する意図が感じられた。戦争はそんなものではない。櫻井翔さんが真珠湾攻撃に関わった日本人兵との対談のほうが、戦争の本質をつくものだった。いろいろと批判はあったようだが、国の命令で使命を果たした日本人兵士は、「人殺し」という自覚も放棄させられたことの意味を深く掘り下げていた。

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左端のミニバラの名前がわかった。フローランド「ほほえみ」というそうだ。確かにミニチュア・バラでいつまでもかわいい花を咲かせ、思わず「ほほえみ」がでる。納得。他のもミニバラで特に名前がない。スーパーで売られていたバラで、名札はついていなかった。「バラの教室」で知ったのは、どんなバラでも名前がついているので、それらを植物園でしっかり確かめるといいと教わった。

 バラの種類は世界中で2万種もあると言われる。