Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

光陰矢の如し 新年を迎える準備 デジタル庁に思う

 25日(土)「光陰矢の如し」、「歳月人を待たず」「烏兎匆々」。実感する。あっという間に2日がすぎた。娘にお正月前の買い物に付き合ってもらった。日曜日から全国的に大雪になるというので、土曜日に娘の家の近くで買い物をして、車で京都まで送ってもらう予定だったが、時間が遅くなったので、大量の買い物をしたものはすぐに使わないので、そのうちに持ってきてもらうことにして、私はJRで京都まででて、地下鉄、バスを乗り継いで帰ることにした。

 26日(日)翌日の朝は案の定雪になり、大原はもっと雪が降っていて、山道は凍結しているかもしれないと思った。友人とラインでやりとりをして、大原の朝市には行かないことにした。友人は金時人参が欲しかったと嘆いていた。私もお正月用のお花が買いたかったが。。。午前中には、京都市内で高校女子マラソンがあった。午後からは高校男子マラソン

 お昼ごろは雪も止んでいたので、昨日の買い物を娘が届けてくれた。娘は午前中に孫と免許証の更新に出かけていたが、大した雪ではなかったからと。ありがたいことだ。主にお正月のお節料理をつくるゴマメ、黒豆や、コウヤ、昆布巻きなどの乾燥物や、土物の野菜など。ついでに食品を入れている棚や冷蔵庫の中を掃除することができた。すっきりした。断捨離を続けているので、簡単に掃除もできた。物をため込まないことが一番大切だと、最近になってようやくわかってきた。

 葉牡丹とビオラを購入していたので、それらを小さな鉢に植えて、玄関先に吊るした。気持ちだけでも新年を迎える準備に向かっていることに感謝しつつ。

 

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 27日(月)デジタル大臣牧島かれんさんがお昼のテレビ番組に生出演していた。デジタル庁は、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化実現のため、様々なプロジェクトを実行しています」とある。一つに「マイナンバーカードの普及や行政手続きを3年以内にすべてオンライン化にする」ということに議論があった。マイナンバーカード化は4割しかすすんでいない。政府は、登録した人に5000円や2万円などをチラつかせて、カードを作らせようとしてきた。しかしそのカードだって、10年後には再発行の必要がある。チップが持たないからだ。全国民の情報をカード化してすべての情報を一本化する必要がどこにあるのか。しかもデジタル庁は、そのようなデータを携帯電話と紐つけするという。高齢者や生活困窮者たちの多くは、携帯電話を持っていない。情報が平等にすべての人に届くはずがない。日本のように大雪や地震や洪水などの自然災害に襲われ、電気が切断されることが多い。そうした中、携帯電話は絶対的な情報発信を全ての国民に配信することはできない。それに毎日のように偽メールが届くような情報化社会のなかで、誰も携帯電話を使ったデジタル化社会への信頼は薄い。まずそうした基本的なところのインフラの信頼性がないところへ誰も入っていかない。こんな基本的なことがわからないのだろうか。

 例えば、先日来問題になった、国会議員の文書通信交通滞在費の100万円支給に関して、領収書もいらないいい加減な制度を変えようとしない。デジタル社会なのでカードを使えば、簡単に領収書はとれる。現金払いでも領収書は簡単にもらえる。そこは無視して、国民にマイナンバーカードですべての個人情報を国に提供させようとする。こんな不平等な社会のなかで、日本のデジタル社会は実現できない。

 今日も私のメールに、「あなたに5400万円が当選しました。つきましては連絡をしてください」とあった。先日この手のメールが私の知り合いから、「自分は500万円の現金をもらった。自宅に現金が運ばれてきた」とあった。その人とはそれほど親しくないので、こんなメールも誰かがその人の名前を語った偽メールかもしれない。こんなのに引っかかる人はいないと思うが、しかもこんな大金はどうして稼いだものか、きわめて疑問だ。こうした偽メールが横行するデジタル社会は極めて危険だ。

 デジタル庁は600人の職員のうち、200名を民間から雇用するという。テレビ番組ではどれだけ、個人情報が守れるかが心配だと言っていた。デジタル大臣はそれにはきちっと答えられなかった。