Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

12月10日 フランス語の授業と断捨離、クーポン券は?

 午前中はフランス語の授業に出席。現在分詞とジェロンディフの用法を学んだ。形容詞的機能と副詞的機能をもつ表現。ジェロンディフに対応する日本語を調べてもでてこない。「日本語訳はないので、そのまま使うとある。」要するに、en + 現在分詞で動詞を修飾するということ。同時性、状態、手段・方法、原因・理由、譲歩、条件を表すという。なかなか難しいが、慣れるしかない。言葉とはそういうものなのだろう。

 授業が終わったあと、地下鉄で京都駅から四条烏丸まで行き、大丸で用をすませた。久しぶりに、大丸から四条河原町まで歩いた。四条通りに面したいくつかのお店が閉店になったり、新しいお店に生まれ変わったりしていた。このコロナ禍の影響を受けたのだろうか。新京極にある京都の和雑貨店「井和井」でお香を買った。最近、あちこちの部屋でお香を炊いている。爽やかな匂いが心を和らげてくれる。生活臭をとるのにはお香が一番で、ゆらゆらとした煙も見ているだけでも嬉しい。京都では老舗の松栄堂のお香をよく買う。海外の友人へのお土産にすることがある。ニューヨークに行く時は、いつもデールの家に泊めてもらう。デールとは、32年来の友人でトリニダード出身で、お香は大好きだ。特に日本のお香のかおりは優しくて瞑想にいいという。デールはいまはニューヨークの大学で教えている。ジンバブエで出会い、共通の友人の家でしばらく一緒に過ごした。その後ニューヨーク大学に戻り、アフリカの演劇に関する論文を書いて博士号をとった。アリゾナ大学で教鞭を取っていたとき、2000年にジンバブエの劇団を京都に招待した時にデールも参加し、一人芝居をしてくれた。最近はニューヨークの大学で教えていて、ほぼ毎年のようにアフリカ文学会に出席し、ホテルの部屋をシェアーしていた仲。南アフリカの友人たちも、お香が大好きだ。

 四条河原町から市バス4番で家まで帰った。少し時間がかかるが、乗り換える必要がないのでゆったりした気分でバスに乗っていた。以前に住んでいた家の近くを通っていくので、このバス路線も悪くないと思った。

 家に帰ってから、断捨離の残りを終えた。ウォーキングクローゼットから取り出した衣装ケースを和室の押入れの下に収めることができ、取り出した洋服を再び種分けをして、入れることができた。不要なものを思い切って断捨離でき、すっきりとした。それでも使わないものがたくさんあり、まだまだ断捨離をつづけなければと思うが。

 10万円支給について国会でも議論され、自治体と国の間で意見が別れている。とりあえずは15歳までの子供に対して、現金5万円と、クーポン券5万円の支給をめぐって議論がある。大阪市の松井市長はいち早く年内10万円の現金支給を発表したため、政府は慌てた。誰が考えたって、クーポン券を印刷したり、そのクーポンが使える商品を販売する企業や商店と交渉しなければならない。その費用が莫大な額になる。そんな余分な費用を使ってまでしてクーポン券を配らなければならないのかと、松井市長でなくても誰でも思う。岸田首相は国会でクーポン支給でも現金支給でも自治体の判断にまかせると曖昧な返事をした。それなら、自治体はすべて現金支給にしたほうが、迅速かつ手間いらずで支給できるので、現金支給になるだろう。だが、なんで政府はクーポン支給を考えたのか。「経済」をまわすことを優先させ、企業との癒着があるのかと思わせてしまう。「安倍のマスク」がそうだったし、いまだに残っている「安倍のマスク」の保管料として倉庫会社に莫大なお金を払い続けている。そんなマスクは早く処分すればいいのに、それすらしない。怠慢以外の何ものでもない。馬鹿な人たちの馬鹿な考えには誰も従わなくなればいいと思うのが、このクーポン券支給案だ。さてどうなるか。