Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

11月25日 西賀茂を散歩  辺野古の工事にストップを

 今朝は西賀茂を歩いた。賀茂川河川敷を北に向かって、通学橋まで歩いた。橋を西に渡り、そこから南にくだって、西賀茂橋まで行った。そこから西に向かって、山の裾野まで歩いた。畑には白菜やすぐきなどがうわっていた。おいしそうな冬野菜がいっぱい。西賀茂はどんどん畑が消えて、住宅にかわっているが、所どころに畑が残っていて、散歩コースにはとてもいい。よく月見をした正伝寺の横を抜けて、法雲寺に行った。浄土宗のお寺で、お寺の横の山の中に大きな観音さんが立っている。真ん前に比叡山と北山がみえる。西賀茂、上賀茂が一望できた。

f:id:mwenge:20211125101125j:plain f:id:mwenge:20211125103952j:plain f:id:mwenge:20211125105327j:plain f:id:mwenge:20211125110255j:plain

今日は散歩日和だった。今日1日の歩数は7545歩。

 午後、何年かぶりに古い友人と電話で話した。彼女は私よりも4歳上で、いまも卓球を続けている。卓球教室に車を運転して出かけているという。以前からも、初めて出かけるところへ行くには、その前に車で一度下見をしてから行くというほどの慎重な方なので、大丈夫だと思うが、彼女から、高齢者の車事故のことを話していた。とても慎重に運転している様子が目に浮かんだ。

 私は、これまで、コロナ禍で自分以外の人への思いが至らなかったが、ようやく心に余裕がでてきた。彼女は一人暮らしで、いま小説を書いているという。これまでは詩を多く発表し、何冊か詩集を出している。小説を書き始めてから、とても楽しく、仲間たちと批評しあって、何度も書き直す作業も好きだと。想像力をたくましくして、自由な発想で自分の世界を作り上げるのは楽しいと思う。彼女はアメリカ詩人エミリー・ディキンソンの研究を長年やってきた。難解な詩を解読していた。その世界とはまったく違うところでご自分の世界を築いていた。お一人暮らしを存分に楽しんでいる様子だった。彼女とお話ができてよかった。

 沖縄の辺野古の軟弱地盤をめぐって政府の設計変更申請に対して、玉城デニー沖縄県知事は不承認を出した。沖縄は政府の計画にストップをかけ続けているが、これまで政府は沖縄県民の意思を無視し続けてきた。今回の沖縄側の決意に対して政府は対抗措置にでる構えだ。「マヨネーズ並み」といわれる軟弱な地盤にいくら土砂を埋め立ててもダメだということを誰もが知っている。それなのに、政府はなぜ強行突破しようとするのだろうか。なにごとも安倍元首相のいいなりになる。忖度する。なぜ一度立ち止まって、沖縄県民の意思を考え直すことをしないのか。

 私自身は辺野古の埋め立てが始まった頃に一度辺野古を訪れたことがある。とても穏やかな海でジュゴンが住んでいる自然豊かな景色に圧倒された。沖縄国際大学で開催された研究会に出席する合間に辺野古を見に行った、沖縄国際大学の隣りには普天間基地があり、大学の校舎の屋上からは滑走路が見えるし、実際大学のキャンパスにアメリカの戦闘機が墜落する事故があった。そのために普天間基地を移転させることになり、辺野古の開発が始まった。しかし、現実には飛行場を作るには地理上問題があることが浮上した。問題は据え置かれたままで、今回玉城知事の判断があった。この問題は、沖縄だけの問題ではない。いまの政治状況や「憲法改悪」の動きや、日米安保の問題と無縁ではない。