Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

8月26日 政府の言うことに、誰も耳をかさない。

 世界中でコロナ感染が広がり、なかなか収束する方向に向かっていない。昨日ケープタウンの友人Desiree Lewisから、オンライ会議の招待を受けた。デズリーとは27年来の友人で、ベッシー・ヘッド研究、フェミニズムなど共通の関心がたくさんある。会議は26日夜6時にヨハネスブルグで開始するという。詩人で研究者のGabeba Baderoonも登壇する。彼女とも幾度か出会ったことがある。日本とは7時間の時差があるので、夜中の1時。起きてみることができるか、自信はないが。久しぶりに友人の姿を見たい気持ちに駆られている。Facebookに録画がアップされるそうで、そこでしばらく見れるということだが。この機会にデズリーにメールで近況報告をした。すると帰ってきたメールのなかに、「ワクチンを打った人たちは喜んでいるが、だけども多くの人たちが、まだどんどん死んでいます。」とあった。「病院に運ばれている」とかではなく、「どんどん死んでいく」状況にあることに心が痛んだ。格差社会でコロナ禍でさらに追い討ちにあった人たちは、コロナに感染すると、絶望的な状況なのかと思った。

 モデルナのコロナワクチンに異物が混入していて、すでに全国863の接種会場に配送されてしまった。163万回分にあたるという。一部摂取してしまっている。ワクチン接種がなかなか進まないなかで、こんなことを起こしてはならない。毎日厚生省を通じて報道されているコロナ感染者数は、保健所や一定の機関を通じて検査された数だけで、民間の医療機関やその他で検査された人数は含まれていないので、現実の感染者数はもっと増えるのではないかと報道されている。群馬県は337人の過去最多。徳島は64人で過去最多。次々に全国で感染拡大し、過去最多になっている。

 菅首相の25日夜の会見についてテレビ番組ではさまざまな議論を呼んでいる。いつものように具体的な対策を述べず同じ言葉の繰り返しにすぎず、何ら具体案はない。菅首相の言葉は中身のないお題目にすぎない。

「確実に医療を受けることができるよう、緊急的な医療対策を速やかに進めてまいります。国民の命と暮らしを守るため、必要なことを一つ一つやり遂げてまいります。」病床確保については、「それぞれの都道府県に対し、最大限の病床を確保し、医療体制を速やかに強化するよう、お願いいたしました。」「全力でこの危機を乗り越えてまいります。国民の皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げます。」

 なんと中身のない、お題目だけを並べたもので、まさしく誰かが描いた文章をお題目のように読み続ける首相に絶望しかない。日本は、コロナ治療薬も開発しているのに、またワクチンを開発する能力があるのに、一切無視する日本政府の態度にも腹立たしい。学術会議の会員を意図的に外した態度と通底する。医療関係者への敬意を感じない。これらすべて、菅首相の国家権力を使って、学問、研究、科学を舐めてかかる態度そのものだ。そして総裁選。コロナ感染対策がうまく行かない責任をとって、次期総裁選を辞退するのならば、唯一国民は支持するだろう。

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 暑さが戻ってきた。冷房をかけていても、暑さを感じる。最近は夜寝る前にパンの種をしかけて、朝の6時半に仕上がる焼き方をやめた。パンの生地に牛乳を入れているので、暑い夜中じゆう牛乳入れっぱなしが不安。かと言って2時過ぎにパンを仕込めないので、お昼間にパンの生地だけをパンメーカーで作っておいて、あとは生地に干し葡萄や、とうもろこしを入れて、オーブンで焼いている。結構うまく仕上がるので、お気に入り。今日焼いたパンがこれ。右がぶどうパン、左がとうもろこしパン。