Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

8月14日 あちこちで台風の被害、コロナ感染拡大が「制御不能」

今朝一番のニュースはあちこちの台風被害。線状降水帯にどこもが入っているという。いつ頃からこの聴き慣れない「線状降水帯」という言葉を使い出したのだろうか。2014年の広島で発生した豪雨からだという。積乱雲の塊が線上に集まってきて、大雨を降らすというものらしい。夏の積乱雲が白から黒く変わる頃には通り雨のようなすごい雨が降ってきたのは覚えている。そうしたものが線上に並び、広範囲に雨を降らすとのこと。そうならないように人間の力で防げないのだろうか。あまりにも被害がおおきすぎる。

 我が家の前を流れる賀茂川の水の量をときどき眺めている。朝よりは水の量は少なくなったが、それでも、中洲が水没し、一段下がったところでは水が渦巻いている。勢いもすごい。川上では大雨になっているのだろうか。厚い雲が目の前の山をすっぽり覆って、かなり下まで降りてきている。京都市内のあちこちで被害があったようだ。自然の怒りの前では人間はあまりにももろい。

  コロナ感染は、東京で5094人で重症患者は245人で過去最多。大阪も1828人で過去最多。京都は378人。兵庫は628人。関西もどんどん増加している。東京では「自宅療養者」が2万人を超えている。自宅で亡くなる人もいる。全国で7万4000人が「自宅療養」。「制御不能」という言葉がぴったりだが、誰もがこの状況をいいとは思っていない。しかし、経済は止めないので、職場に行かなければならない人たち、生活のために働かなければならない人たちへの経済的支援もないので、感染は止まらないのは当たり前だ。渋谷駅で働く駅員12人にコロナ感染。頼みの綱であるワクチン接種ですら、なかなか進まない。政府の言葉には信用性がなくなった。「制御不能」を作り出したのは政府なんだと誰もが思い始めている。何の具体的な対策を講じてこなかったからだ。

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部屋中に百合の匂いが漂う。真ん中は少し前に植物園で撮ったトケイソウ。そして雨に濡れる八重のムクゲ