Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

8月5日 政府のコロナ対策と女子卓球 南アフリカの文化活動家たち

 今日のコロナ感染者は東京で5042人。神奈川で1846人。埼玉で1235人。大坂で1085人。京都で274人。沖縄で648人。東京とその周辺での感染拡大が止まらない。菅首相の昨日の自宅療養という計画は多くの批判を浴び、説明と修正を強いられた。大阪府知事吉村氏ですら、「自宅療養」という考えを前面には出さない。尾身氏に相談をしなかったことを、単なる連絡ミスとして厚生大臣田村氏は片付けようとした。姑息すぎる。今日のどの番組ではほぼ「自宅療養」は医療放棄を意味すると捉えていた。現実には、自宅待機させられ医療処置を受けられない人たちが大勢いて、中には亡くなる方もいる。この異常な状況に対して政府は何の処置も取らないできた。相変わらず保健所だけを通すシステムも破綻していることに、いつになれば気づくのだろうか。官僚主義でコントロールしていることに、感染拡大を招いているのではないか。

 今日は一日中家にいた。フランス語の勉強をしたり、ちょっとピアノを弾いたりと、ゆったりと過ごした。できるだけフランス語の文章をコンピュータの上で書いて理解しようとした。フランス語のキーボードに切り替えて、タイプを打っていたが、Macの場合、フランス語の特殊な文字の打ち方があることを知った。以前にも一度挑戦したことがあったが、フランス語のキーボードの使い方に慣れてきたが、それでもa,w,z,m,などのキーボードの位置が違うので指がなかなか覚えきれない。それにà, ç, é, è, î,  ô, ù, œ, ïなどの位置を覚えておかなければならないので、やっかいだ。Macのキーボードを使ってこれまでのアルファベット配列をうまく組み合わせて使う方が絶対便利なはず。


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 南アフリカの友人Gcina MhlopheさんからWhatsAppに音声メッセージが送られてきた。南アフリカでもコロナ感染が拡大しているので、私たち夫婦の安否を気遣ったくれていた。南半球はいま冬なので感染者が多い。先日も劇作家、俳優のMaishe Maponyaが亡くなった。友人のZakes Mdaに以前に送った写真がFacebookに上がっていた。1994年か1995年にヨハネスブルグで私が撮った写真だが、Maishe Maponyaには始めてこの時に出会った。彼の舞台は観たことがあり、名前はよく知っていたが、個人的に出会ったのはこの時がはじめてだった。他の3人とは何度も様々な場所で出会っていた。この写真の右から、Zakes Mda(作家、画家、オハイオ大学教授)、Mbulelo Mzamane(作家、大学教授、2014年に亡くなる)、そしてMaishe Maponya(演劇者)、Hugh Lewin (作家、出版社 2019年に亡くなる)。この4人は反アパルトヘイト活動家だった。厳しい弾圧を受け、亡命を余儀なくされ、創作活動を通じて、南アフリカの状況を表現してきた。Gcina MhlopheさんはMaishe Maponyaさんと一緒に、マーケット・シアターで活動していた時期があった。人と人がさまざまな形で繋がっていた。

 夜は女子卓球の決勝戦を観た。ダブルスは健闘したが中国に敗れた。第二回戦は伊藤美誠が登場したが、相手も強い。運もついていなかった。第3回戦は平野美宇が戦った。よく頑張ったが、相手中国は強かった。日本は銀メダル。十分だと思うが、「金」以外はダメだと見るオリンピック委員会や連盟の意識が政治的でいやだ。選手たちは彼らの経済活動の道具ではないのだから。