Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

6月24日 梅干しに紫蘇

f:id:mwenge:20210624141356j:plain  梅干し作りの第一段階が終わり、梅酢があがってきたので、紫蘇を入れる時期となった。生協に紫蘇を買いに行き、お昼から紫蘇に塩を揉み込み、アクをとりのぞいて準備完了。梅酢を別瓶に移して、梅をとりだし、紫蘇と梅を交互に入れて瓶にもどした。最後に梅酢を上から注ぎいれて、おしまい。とても簡単なことだが、手間がかかる。このまま土用まで待ち、天日干しをする。若い頃はなかなか作れなかったが、時間ができたことで季節の常備食を作る楽しさを味わっている。

 ケープタウンの友人からメールが届いた。ヨハネスブルグではコロナ感染が爆発し、病床が確保できない危機的状況で、ケープタウンもそのうちに第3波に見舞われるだろうと書いてあった。世界中でデルタ株の感染が爆発的に拡大している。先日もヨハネスブルにあるウィトウォータズランド大学でアフリカの演劇や文学の研究をしているベキ・ピーターソンがコロナで亡くなったという訃報を受け取ったばかりだった。数年前にアフリカ文学会の開催をヨハネスブルグで行い、誰からも慕われていた。とても惜しい人材をコロナが奪ってしまった。

 コロナワクチンの自治体の大規模接種と職域接種を今後十分な供給ができないことで、新規の申請の受付を一時休止すると、河野大臣は発表した。自治体が中心となってやってきたワクチン接種に割り込んで、職域や大規模接種がうまく機能できなくなった。ワクチンが十分に供給できないというお粗末なもの。日本のワクチン接種は世界の中でもかなり遅れている。にもかかわらず、他国への支援としてワクチンを提供している。無節操で無計画なことを、思いつきだけでやっていこうとする政府にがっかりする。

 また西村宮内庁長官は、宮内記者会の会見で、「天皇陛下 は現下の新型コロナウィルス感染症の感染状況を大変ご心配しておられます。国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されている、ご心配であると拝察しています。」と述べたことが騒動になった。加藤官房長官はこの言葉に対して「宮内庁長官のご自身の考え方を述べられたと承知している」と語った。あくまでも西村宮内庁長官の個人的感想としてとらえた。天皇自身の言葉としてとらえたくないのだ。

 当然、天皇陛下の懸念は国民の懸念でもあり、正直な気持ちが表れている。こうした懸念を払拭できるだけの「安全の確証」をきちっと説明すれば済む話である。それができないから、政府側の苛立ちがあるのだろう。