Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

3月8日 国際女性デー

 3月8日は「国際女性デー」と国連で決められた。1975年のことだった。イタリアでは女性に愛と幸福の象徴としてミモザを贈るそうだ。それで今年はあちこちでミモザが贈られている。国連の目標として、2030年までに「持続可能な開発目標」(SDSs=Sustainable Development Goals)を目指しているが、その中にジェンダー平等が含まれている。日本は最近のオリンピック委員会の構成がきわめて男性中心組織であり、意識も古い家父長的考え方が蔓延していた。日本のジェンダー度は、153ヵ国中121位という粗末な状況。女性議員の数は世界で166位。長年にわたって日本は女性の地位を低く見てきて、何の政策もない。

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 7日(日)大原の朝市に行った。堀川牛蒡が売られていた。お正月に食べるものとされているので、この時期にはすごく安い値段で売られていた。年末には、一本が1000円〜2000円にもなる。堀川牛蒡は2年もかけて作られるので、大きな牛蒡になる。それが30センチほどに切って売られていたので購入。京都の伝統野菜。だんだん京都人になりつつある。朝市で購入したチリメンジャコで山椒ちりめんをつくった。これも京都的な食べ物。ずいぶん前に京都で売られているお店で作り方を教えてもらって、自分で作るようになった。チリメンジャコの中にお酒をたっぷり入れて、水分が無くなるまで薫いてから、お醤油やミリン などを入れる。最後には山椒の実を入れて、水分が無くなるまで炊く。神戸の人たちは誰もが時期になると、イカナゴの釘煮を作るのと同じ。

     6日(土) いつもの友人たちと、滋賀県南草津の「すないの里」に梅を見に行った。「寿長生(すない)とは豊国の言葉(古代の言葉)で井戸のつるべ(桶)を引き上げる縄の意。」とのこと。有名な和菓子屋さんの叶 匠壽庵の本社があるところ。梅は満開だった。山を切り開いて、梅入りのお菓子をつくるために1000本の梅を植えていて、梅の咲く時期に「梅まつり」を開催し、一般の人たちに開放している。久しぶりのお出かけだったので、広々としたところでのんびりと過ごせてよかった。近郊から結構たくさんの人たちがきていた。名古屋や大阪や奈良、京都から。

 ようやく関西圏では7日までの緊急事態千元は解除されるが、東京都や周辺3県は2週間延長になる。春の陽気がそこまできていて、桜咲く頃には、もっと人出があるだろう。今後どうなるのか心配だが、一年の自粛に誰もが飽きてきた。

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お昼のランチは、南草津のイタリアンレストラン「セジール」で美味しいお肉料理をたべた。久しぶりに本格的なフルコースをいただいた。前菜、スープ、好きなお肉、パスタ、デザート、コーヒ。リゾットは「本日のお料理」を選択した。お肉は近江肉と熟成したお肉の3種類あった。その中から一つを選ぶ。サーロインステーキの美味しいのを選んだ。今日のお料理はリゾットだった。「オレッキエッテ 菜の花とサルシッチャ」。家に帰って調べてみると、イタリア語でオレッキエッテ とは、耳形のパスタ。サルシッチャはソーセージのようなものだが、ソーセージのように薫製にしていないそうだ。菜の花のソースがかかっていた。予想以上に美味しかった。同経営の隣接するお肉屋さんで近江肉を購入した。翌日にハンバーグを作った。普通のミンチよりは大きいのでお肉の味がしっかりあった。とても豊かな気分になった。

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8日 午後から包丁を研いだ。久しぶりに砥石を出した。なかなか綺麗に磨けないが、どんどん綺麗になっていく過程が楽しい。ステンレスの包丁も持っているが、ほとんど使わない。30年以上も使っている昔ながらの鋼の包丁が好きだ。

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 左端のペティナイフは京都の有次のもの。有次は創業450年の歴史を持ち、宮中の料理を作るのに、使われたとか。店舗は錦市場のなかにある。

 真ん中は、金剛兵衛 源盛隆の銘がある。これも創業700年の肥後の手打ちの小型出刃包丁。

 右端は堺の包丁、堺一文字秀光の伝統を600年受け継いできたもので、大阪の道具筋ではじめた包丁。一番よく使うのは、真ん中の小ぶりの包丁。切れなくなると、砥石で研げばいいので、重宝している。包丁使いが楽しくなると、料理の腕があがるような気がしている。