Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2月10日 パンツのリメーク

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 古いズボンのベルト部分を解いて、ゴムを入れた。トイレに行く度に、いちいちズボンのボタンを外したり、チャックをおろしたりしないといけないのが、結構面倒だ。歳をとると洋服のスタイルなどかまっていられない。ズボンは上げ下ろしが便利なのがいい。とりあえず、ズボンのウェスト部分にゴムを入れて、楽パンツを作った。つい最近、京都駅近くで、孫と待ち合わせをした。古いスーツのパンツを身につけ、ちょっとお洒落をして出かけた。トイレに行くたびに、ズボンの上げ下げがめんどくさいと思ったからだ。

 今日は少し寒いこともあり、一日中部屋に籠もっていたので、ミシンをかけたり、テレビを観たり、フランス語の勉強をしたりと、気を散らした。あれこれ考えながら、なんとかゴムの入ったズボンができた。これからは家の中にいても、おしゃれをして過ごそうと決意した。

 友人から思いがけない贈り物がとどいた。フランス菓子が入っていて、その箱にはC'est un cadeau touchant.(感動的な贈り物です)と書いてあった。本当に言葉通りだった。フランス語を勉強していたこともよかった。感謝感激。

 コロナ禍のなか、人への思いが何とも嬉しい。大学時代の先輩から電話もあった。85歳の共通の知人が訪ねてきたので電話で私の声が聞きたかったという。お二人とも一人暮らしで、支え合っている。メールなど見ない世代なので、電話で声を聞くことでコロナと闘っているという。そうでもなければ、一人で気持ちが落ち込んでしまう。人を分断させたコロナが憎い。もう少し暖かくなると植物園にお花を観に行こうと約束した。コロナとの闘いはウィルスを寄せ付けないだけでなく、自らの精神との闘いでもあると感じた一日だった。

 東京オリンピックパラリンピック組織委員会会長の森氏の「女性差別発言」を見過ごせないのも、コロナ禍の中、誰もがよくテレビを観たり、しっかり新聞を読む機会が増えたからかもしれない。いままでからも多くの自民党議員達が失言を繰り返したり、真っ赤な嘘もまかり通ってきた。だが、もう国民はそうしたことに我慢ができなくなった。もう黙って見過ごせなくなった。菅首相は学術会議の人事に介入したが、森氏を辞任させられない。ひどい矛盾だ。国民の多くは、コロナによって、心を強くした。