Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

9月5日 これからの社会のあり様は?

 Amazon Music やdTV やdマガジンなどで、音楽、映画、雑誌が聴き放題、見放題、読み放題だ。私はアマゾンのプライム会員なので、送料が無料、Amazon Musicが聴き放題。6000曲ほどが登録されているので、ほぼどんな音楽でも聴ける。携帯電話はドコモなので、月500円を支払えば、dTV とdマガジンは映画を見たり、雑誌が読めたりする。こんなにお家時間ができたので、コンピュータで映画を見たり、雑誌を読んだりする。一日中、机の前に座り、コンピュータとだけ向き合い、必要なものや欲しいものがあれば、アマゾンで注文し、観たい映画はコンピュータ画面で観て、雑誌も読んで、新聞すらネットで読むことが多い。たしかにこのコロナ禍でネットショッピングが増えたという。大学の授業や、さまざまなところでオンライン会議が開催されていたりする。私の姪も4月以降、ずっと在宅勤務が続いている。たまには会社にでることもあるようだが、8月からは東京から実家のある大阪に帰ってきている。東京で一人ぐらしをして、孤独に仕事をしていたが、場所はどこにいようとも、同じらしく大阪で在宅勤務をしている。これからの社会や家族のあり様は確実に変わっていくだろう。

 夏用の袖なしのワンピースをつぶして、パンツを作った。このワンピースは、ケープタウンで暮らしていた頃に作ったもので、なんとなく処分できないでいた。T-シャーツは各色何枚も持っているので、赤いT-シャツに、ワンピースの上の部分を縫い付けてみた。

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 ようやく先月NHKで放映された「太陽の子」を観ることができた。戦争中に日本海軍から依頼をうけて、京都帝国大学原子爆弾開発に取り組む若い研究者たちの物語。実際には原子爆弾は完成していなかったが、アメリカにより広島と長崎に原子爆弾が投下されて、その威力大きさに驚愕する。主人公の石村修(柳楽優弥、長男)は、広島、長崎での被害の現状を見にいかない。長崎の次は京都が爆弾の投下地だと言われていたので、その投下される瞬間から京都の町や人がどうなるかを、見定めたいという。そのために、母(田中裕子)と幼なじみの朝倉世津(有村架純)を遠くに疎開させようとする。しかし、母はきっぱりと疎開を拒み、ご近所さんたちと一緒に京都にとどまり、原子爆弾の威力をしっかり見つめるという。次男(三浦春馬)が病気のために一時帰宅するが、再度召集されて、見送る際の毅然とした態度、何も語らないが、戦争に対する激しい怒りのようなものを感じさせられた。

 科学や研究が戦争利用され、それを受け入れてきた研究者や大学のあり様が問われるが、声高に主張しない。静かな映画だが、どっしりと重かった。