Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

8月3日 8月第一週目がはじまる

 毎日、毎日、同じことの繰り返しで、あっという間に時間がすぎる。ブログを書こうと思って机の前に座ると、3、4日経ってしまっている。

 8月2日(日)恒例の朝の散歩で、植物園にまで足をのばす。9時の開門からあまり時間がたっていないので、人の数はまばらだが、1時間もすれば家族連れや高齢者がやってくた。梅雨があけ、青空が広がっている。湿度も50%程度なので、さわやか。特に木々の中に入れば、木陰と風が心地よい。

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 この花はシマタニワタリノキ。通りかかった時に見つけた珍しい花だったので、思わずカメラをむけた。この花の横に次のような説明があった。

 「アカネ科をもう1種。タニワタリノキ属シマタニワタリノキ。この属は、世界で4種あるのですが、何と40種のシノニム(異名)があります。屋久島から採集された標本を基に、日本の種だと思った日本人が新種として発表したことがありましたが、今はすでに知られていた種と同じであることが分かっています。
 植物園正門近くで咲いていて、通りすがりにも目に入ります。数えていませんが、200個以上の小さな花が集まって1つの、直径1センチ前後の球状の花序をつくっています。目につくのは、1つひとつの花の長い花柱、その数だけ花が集まっているわけです。あまり小さくてしっかり確認したわけではありませんが、萼片5,花弁5,雄しべ5本が花の底のほうに見えます(あるはずです)。なんだコレ?と思って観察すると面白いです。」

     家にいる時間が多くなり、本の整理は第一段階を済ませた。それから、随分時間がたった。台所用品がごちゃごちゃと置いてあるところが、気になっていた。無印良品で整理のためのステンレスワイヤ〜バスケットを3個購入して、整理した。中に何が入っているかよくわかるし、簡単に取り出せる。100円ショップで突っ張り棒を手にいれて、カーテンをつけた。

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近くに住む友人の誘いで、大原の朝市にでかけた。長い梅雨や豪雨により全国で野菜が被害を受け、品薄と値段の高騰が問題になっている。大原に多くの若者が移住してきて、無農薬の野菜を作って朝市などで売っている。万願寺とうがらし、きたあかりのじゃがいも、クーシンサイ、トマト、きゅうり、ちりめんじゃこなどを購入。早速にきゅうりとわかめの酢の物や、唐辛子の煮浸し、トマトの出汁浸しなどを作る。久しぶりにちらし寿司を作る。

 夕方に、娘がバラ用の土と植木鉢を購入して運んできてくれた。まだバラの植え替えはしないが、小さな6号鉢に入っている三本のバラを8月の終わりまでに、8号鉢に植え替えてやらなければならない。娘にちらし寿司やきゅうりの酢の物などをお裾分けする。

 8月1日、ジンバブエの女性作家ティティ・ダンガレンバが7月30日に逮捕されたというニュースが伝わってきた。びっくりした。よくわからないが、ティティらは最近のジンバブエの政治情勢に対する抗議行動だった。とくにジャーナリストの逮捕が公然と行われていた。言論弾圧ムガベ時代からあった。だがいまは保釈されているが、問題が解決したわけではない。ジンバブエにはある時期何回か行ったことがあるが、しばらくは離れている。

 ティティには1991年に初めて南アフリカヨハネスブルグで会った。その後も何度かいろんな場で会っているが、記憶に残っているのは、2006年に南アフリカのダーバン、直近では昨年のアフリカ文学会(コロンバス、オハイヨ州)で出会っている。物静かな人で、彼女の作品は、 Nervous Conditions (1988), The Book of Not(2006), This Moournable Body(2018)の三部作がある。最初の2冊は植民地下のローデシア(現ジンバブエ)で、教育を受けることにどんな意味があったのかを掘り下げていて、状況を非常に鮮明に描いたもので、自伝的作品とも言われる。

 この間、コロナ感染症者の数は全国で増え続けている。東京では400人を超えている。一般の人からすれば、確実に感染が広がっているが、この状況を感染症の専門家や政治家はどうみているのか、一般の国民にわかるように説明する義務があると思う。しかし、具体的なことは何もいわず、ただ「経済をまわしながら、コロナとうまくつきあう」としか言わない。そして、テレビの朝の番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、政府主導の新型コロナ対策分科会のメンバー釜萢敏氏が出演し、岡田晴恵さんと玉川徹さんから厳しい指摘受けた。岡田さんや玉川さんが質問することは、一般の人たちの素朴な疑問で、それに対して意固地になって中途半端なことしか言わない釜萢氏の態度に私はムッとした。そのことが午後の「情報ライブミヤネ屋」で橋下徹氏から、「朝の番組でつるし上げみたいな状況になっていました」と言われ、まさにコロナ問題は、まるでお笑い番組のような扱いにしている、橋本徹氏の傲慢な態度に腹が立った。「ミヤネ屋」は読売系の番組なので、私はあまりみないが、たまたま今日は見た。橋本氏はなんと言っても政治的発言しかしない。挑戦的で、弁護士で手慣れた「正論」ぶるが、極めて政治的な意見しかいわない。誠意が感じられない。

 あまりにも真正面から正論を主張する岡田晴恵さんや、玉川徹さんの意見を社会から葬ろうとするために、メディアが総力を結集して、叩きのめそうとする「劇場」に乗りたくない。つまらない番組を作って、メディアの暴力を使って、間違ったことを吹聴することだけはやめてほしい。