Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

コロナウィルスの感染と国会中継

 中国の武漢で発症したコロナウィルスによる感染症が話題になっている。中国の休暇期間中とあって、多くの中国人が世界を旅している。団体旅行は中止になったが、個人旅行者は世界中を歩き回っている。実際にも、先週北野神社に多くの中国人が観光にきていた。先日も銀閣寺近くにあるお肉屋さんに行った時に、多くの中国人観光客がいた。彼らが「保菌者」とは思わないが、世界中に「菌」が拡散していく時に、どのようにしてそれを止めるかは、人間の叡智が問われる。

 実際に、武漢に滞在していた日本人を日本に連れ戻す際にも、色々と問題が発生している。第一便で帰国した人たちは、8万円の飛行機代を請求された。だが、それは多くの批判をあび、さらに今国会で問題にされている「桜を見る会」に安倍首相枠で招待された何千人もの人たちの資金が話題になり、直ちに政府は武漢からの帰国者の経費は政府が持つことになった。だが、第二便で帰国した人も含め、どのように帰国者の健康を守り、ウィルスが拡散しないようにどうするのかは、明確な方針がない。ホテルに収容しているとはいえ、二人を同じ部屋に入れたり、朝昼晩の食事も、コンビニ弁当がドアの外に運ばれてくるという。なんともお粗末な扱いだろうか。

 国会では「桜を見る会」について総理に質疑応答があった。前夜祭でホテル・ニューオータニで行われた食事会の会費をめぐって質問があった。会費5000円、参加者800人。その会計がどうなっているのかというものだが、安倍首相の回答はホテル側と個々の参加者との契約だという。ホテル側にも、個々の参加者の領収書は提出できないという。主催者は「安倍後援会」であるわけだから、そんな言い訳では通じないが、こんな訳のわからない答弁で逃げていることが明白。

 防衛費が6年間連続増加していることが問われた。アメリカから大量の武器を購入する必要があるのかどうか、沖縄にアメリカの基地を作る必要があるのか、問われた。参議院予算委員会での審議が国会中継としてテレビ・ライブで放映されているが、あまりにも政府側の質問に対する回答がお粗末すぎる。

 テレビ放送を聴きながら、スケッチをしてみた。彩色がなかなか難しいが、それでも練習を重ねるしかない。

f:id:mwenge:20200131142804j:plain f:id:mwenge:20200131142755j:plain